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Oct 04, 2014

新幹線開通50周年――特別な存在

 10月1日,東海道新幹線が開通して50周年の日を迎えた。この間,乗客の死亡事故ゼロだったというのがすばらしい。
 子供のころは特に鉄道ファンだったわけではないが,「夢の超特急」には胸がはずんだ。特に,神奈川県の二宮に作られた試験線(のちに本線の一部となる)で時速200kmを出したというニュースを聞いたときには,ほんとうに「夢」ではなくなるのだなと思った。

 開通時は,1時間に「ひかり」(新大阪まで4時間)と「こだま」(同5時間)が各1本というダイヤで,時刻表はたしか2ページで収まっていた。現在の駅のうち,品川,三島,新富士,掛川,三河安城はなかった。
 当時,国鉄の特急というのは文字通り特別な列車だったが,少なくとも開業から4,5年は新幹線はさらに特別な存在で,気軽に乗れるものではまったくなかった。在来線(東海道本線)にも急行や夜行列車がけっこうたくさん走っていたから,学生などは東海道本線を使う方が普通だった。私は開通2年後の1966年に初めて関西へ行ったが,そのときも新幹線に乗るなどということは考えもせず,夜行の座席急行で行った(→参照)。
 新幹線が一気に大衆化したのは,1970年の大阪万博のときだったと思う。このころには,「ひかり」「こだま」が1時間に各3本(必要により「こだま」を3本増発)になっていた。初めて新幹線に乗ったのは1970年4月,飛騨高山の親戚を訪ねた帰りのことで,名古屋から「こだま」で帰った。

 その後,新幹線はもっぱら仕事の道具となった。新神戸までは今は2時間48分ほどだが,かつては3時間半かかっていて,これを日帰りで往復することもよくあった。それに比べると,今よく行く京都までは「のぞみ」で2時間10分で,まったく楽勝という感じがする。
 年に何度も乗っているとは言え,新幹線に乗るのは非日常のことであり,最速の列車に乗るというときめきは,今も少しはある。

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