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December 2014

Dec 21, 2014

隣人たち

 ある日,朝起きたらのどが痛い。一瞬風邪を引いたかなと思ったが,すぐ思い出した。前夜に,たった2回だが「うるさい」と怒鳴ったためだった。
 ビルの中の中華料理店での会食だった。中華の丸テーブルで,隣との間にはしきりがあるが,ほとんど素通しで音が筒抜けなのがまず誤算だった。それでも,隣が普通の客だったら大きな問題にならない。しかしこの日の隣人は,後で女子大の卒業生とその先生ではないかと想像したのだが,大部分が三十代とおぼしき女性に添え物の中年男が3人ぐらいの2卓のグループ。最初はまあ普通だったが,途中からやたらテンションが上がって,のべつ幕なしの大歓声になった。
 こちらのテーブルでは話が何もできない状態になって,店員さんを通じて何度か注意してもらったが,まったく効果なし。ついには何人かで「うるさい」と叫ぶ直接行動作戦に年甲斐もなく参加したのだが,何も変化はなかった。目的があっての会だから,何人かのあいさつなども予定していたのだが,一同やる気を失って,そのままお開きとなった。

 読んだ本のメモ:
佐々涼子『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている――再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)
 震災で壊滅的とも思える被害を受けた製紙工場の再稼働までの物語。海辺の工場の中には,遺体が多数あっただけでなく,家が25戸も流れ着いていたという。あと,無人の被災地の少なからぬ商店の戸が壊されて物が奪われていたというのは,あらためて衝撃だった。なお,この本はもちろん,ここで描かれている工場で作られた紙で作られている。

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Dec 14, 2014

選挙今昔

 午前中の用事をひとつすませていったん帰宅し,午後,日がかげって気温は7度と寒くなったが,選挙に出かけた。投票所となっている区の施設を出たところで,明るい雰囲気の若い男に呼び止められた――「NHKの出口調査なんですが」 出口調査が行われるようになったのはそれほど昔のことではないとはいっても,それから十何回か選挙をしていると思うが,出口調査のお声がかかったのは初めてで,思わず「あ,初めて出会った」と口走ってしまった。
 ボードの上のアンケート用紙に,年代,投票した候補者(小選挙区),投票した政党(比例区),支持政党などの選択肢があって,丸をつける。なにも正直に書く必要はないよな,という考えが一瞬頭をよぎったが,結局正直に記入して,ものの10秒で終わった。
 となると,開票速報はNHKを見るか,という気になってきた。

 今は開票はどこも即日開票で,夜半過ぎには大勢が判明するが,昔は大都市圏は翌日開票だった。1980年の「ハプニング解散」に伴う衆参ダブル選挙のときなどは,翌月曜日に有給休暇を取った。そのときは,衆議院の開票が優先され,参議院は月曜夕方になっても結果が出なかったと思う。

 子供のころには,故郷・横須賀の商店街の建物の壁に開票結果の表示板が作られていた。運動会の点数表示のように,1桁ずつ数字を入れるようになっていた。中選挙区制のころで,横須賀は神奈川2区だった(1区が横浜市,2区が横浜を間にはさんだ横須賀と川崎,残りの西半分が3区という区割り)。2区の自民党はいつも小泉純也氏,つまり小泉純一郎元首相の父上だった。息子のような政治力はなくて大臣のポストになかなかありつけず,晩年にようやく防衛庁長官になった。

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Dec 06, 2014

警察の立て看,イタリアのスリ

 今ならケータイで写真を撮るだろうから,たぶん1990年代だと思う。盛り場にあった警察の立て看板の内容をメモしたものが出てきた。曰く
  「路上での張り紙,ビラ配り,立て看板,
   客引き,○春等を禁ずる    △△警察署」
 この立て看の「見どころ」だと思ったのは:
①○春は路上で可能なのか,また路上以外だったらOKなのか
②「立て看板」が「看板を立てること」という行為の意味で使われているのはちょっと珍しい
③これ自体が立て看板である

 もっと昔のこと,イタリアから東京へ来ていたスリのグループが捕まったというニュースがあった。
 イタリアにやってくる無防備な日本人観光客は彼らのいいカモだったので,日本へ行けばしこたま稼げるだろうと思って遠征してきたのだが,ほとんど「成果」を挙げないうちに捕まってしまったという。誤算だったのは,日本人はみな黒い髪,黒い瞳で,西洋人がその中にいると非常に目立つということが想像できなかったということだった。

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