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Jan 27, 2015

新国立劇場 2015/2016シーズンオペラ演目説明会

 新国立劇場の次のシーズンの演目が1月16日に発表された。驚いたのは新しい『指輪』が始まること。10月の『ラインの黄金』でこのシーズンが開幕する。「新しい」といっても演出はゲッツ・フリードリヒで,ヘルシンキからのレンタルの舞台。ということは、フリードリヒはなにしろ2000年に亡くなっているから、90年代の制作である。後で調べたところ、ヘルシンキではその後も何度も上演されているようだ。
 フリードリヒの『指輪』といえば,初めてのチクルス上演だったベルリン・ドイツオペラの来日公演(1987)の「トンネル・リング」がフリードリヒだった。あのとき私は,仕事上の(結果的には仕事人生最大の)行事で出張することになって,『ラインの黄金』だけ見られなかった。最初の指輪は一端は欠けていたのだった。

 『指輪』があるというので興味がわいて,日曜日の夕方,新国立劇場の「2015/2016シーズンオペラ演目説明会」に出かけた。説明するのは芸術監督の飯森泰次郎氏で,『さまよえるオランダ人』の指揮を終えてわずか30分後だったが,元気に登場した。
 『ラインの黄金』のローゲはなんとヘルデン・テノールのステファン・グールド。もったいない話だなと思ったら,さすがにこれで終わるわけはなく,ジークムントおよび後半2曲のジークフリートも歌って,「全曲制覇」の予定だという。
 注目のその後の上演予定だが、2016年秋『ワルキューレ』、2017年初夏『ジークフリート』、2017年秋『神々の黄昏』だとのこと。飯森氏は「私の(芸術監督としての)任期中にということで、少し無理をして後ろのほうを詰めました」と言っていた。
 他の新制作は『イェヌーファ』『ウェルテル』。

 新国立劇場を支える重要メンバーの一人,合唱指揮者の三澤洋史氏の著書『オペラ座のお仕事――世界最高の舞台をつくる』(早川書房)を読んだ。いろいろな意味でめちゃくちゃおもしろかった。

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