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Feb 04, 2015

春,花の実の酒

 スーパーの宣伝に乗せられて節分に恵方巻を食べ,明けて今日は立春。立春は厳寒のころなので,必ず「暦の上では春を迎えましたが」または「春は名のみの」という言葉と共に語られる。それでも,まもなく梅が咲いたりして,酷暑の時期の秋分に比べると,次の季節の兆しを少しは感じることができるような気がする。
 子供のころ,「早春賦」の「はるはなのみの」という歌詞を見て,「春,花の実の」かと思っていた。(ついでだが,もっと前のこと,大人たちがよく「君の縄」というのを話題にしているのを聞いて,なんのことだろうと思っていた。)
 今年は旧正月は2月19日で,かなり遅い。

 1月の某土曜日,東京の西の方の電車に乗りたくなって,青梅線・五日市線方面へ行くことにし,まず目指したのは福生(ふっさ)某酒蔵である。仕事上の知人がその酒蔵の関係者だったので,その酒は何度か飲んだことがあり,一度行ってみようと思っていた。
 住所は福生だが,最寄り駅は立川から5つ目の拝島である。拝島は五日市線の分岐駅で,かつ八高線と交差し,また西武拝島線の始発駅でもあり,構内は広い。かつてはいかにも「国鉄風」の駅だったが,数年前に明るい橋上駅になった。駅の北口(といっているが実態は北東口)はいま風にある程度整備されているが,南口は広場を掘り返して盛大に工事中だった。
 歩いて15分ほどで到着,聞きしにまさる立派な「工場」で,2つの大きな蔵の白壁がまぶしい。ビールも明治20年代から手がけていたという。ビール工場の前に,なぜか赤い車(スバル)が置いてあり,これと,同じく構内にある丸い旧型ポストが,白壁と松の木の間で色鮮やかだった。この日は西洋人の団体が来ていて,英語による蔵見学ツアーが行われていた。
 中の飲食店は和食とイタリアンの2つで,どちらもかなりの規模がある。和食の方に入り,すぐ隣で製造されたビール1杯と酒1合,それにつまみ2点と蕎麦を堪能した。酒は,吟醸でも純米でもない「その他」にしたが,これの燗の具合が絶妙で,ぬる燗はこんなにうまいものかと思った。
 早めに切り上げて,そのあとは五日市線に乗り降りし,西武拝島線にも乗った。

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