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Jul 05, 2015

ダイヤル式電話と大代表

 携帯電話の登場には及ばないが,ダイヤル式電話からボタン式電話への変化も,生活史の上ではかなり大きなできごとだった。
 昔は,電話をかけることを示すジェスチャーは,ダイヤルの穴に指を入れて回すしぐさだった。マンガなどで電話を示す擬音も,「ジーコジーコ」とダイヤルに由来する音だった。ダイヤル式電話機には番号を記憶する機能はなかったので,だれでも10件やそこらのよくかける電話の番号を覚えていた。今でも,何人かの友人の当時の家の電話番号を思い出すことがある。
 それが変わったのはボタン式電話が登場してからである。ただし,最初は普通の電話より基本料金が高く,なかなか普及しなかった(当初の商標は「プッシュホン」)。急速に普及したのは,それまで電電公社から貸し与えられるものだった電話機が自由化された1980年代半ば以降のことだった。

 ダイヤルの時代,法人の電話は今のようなセクション直通の電話は少なくて,「代表」「大代表」という扱いになっていた(外線の回線が10本以上だと「大代表」と名乗る)。電話は代表番号で受けて,受付の係や交換手が内線につなぐ体制になっていた。
 大法人の代表番号は,ダイヤルを回すのに時間がかからない「2111」といった番号が割り当てられるのが普通だった。そんな中で,銀座にあった日産自動車の本社の代表番号はゴーゴーニッサン(5523)だった。その後同社は横浜に移転したが,今の本社も5523という番号を保持している。

  ◇参照: →ケータイの黎明  →呼び出しの電話史

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Comments

入場券申込みの電話が繋がりにくいとダイヤルに入れる指が痛くなるので鉛筆で回したものです。最近までスマートフォンだと素早くかけ直せるので重宝しましたが、今はネット予約にしています。

Posted by: P.O. | Jul 05, 2015 at 02:12 PM

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