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Jul 07, 2017

「バベルの塔」の大きさ/将棋棋士の勝率

 6月某平日,東京での会期末が迫った「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」(東京都美術館)を見に行った。ヒエロニムス・ボスなど興味深いものはたくさんあったが,目玉は「タイトルロール」の「バベルの塔」。巡礼の道を行くように,順序に従って上の階へ登って,最後にご本尊の登場となる。
 「バベルの塔」の内容は壮大だが,絵の実際の大きさは60cm×75cmほどで,それほど大きいわけではない。そのぶん隅々まできわめて細密で,その細密度は「子供の遊戯」「謝肉祭と四旬節の喧嘩」などを大きく上回り,人間は豆粒より小さい。「バベルの塔」コーナーの入り口に,塔の1階部分の超拡大図(ほぼ「実物」大?)があったが,それを見ても細部の形は非常にきちんとしている。
 人間の大きさなどから推測すると,絵の中の塔の高さは550mぐらいになるという。東京スカイツリーに迫る高さである。しかも,スカイツリーは鉛筆のように細いのに対し,この塔は,高さとの比率からすると底部の直径が400mぐらいはある巨大な建物である。旧約聖書の時代にこれを作ったとしたら,仮に神の怒りがなかったとしても力学的に持たないのではなかろうか。
 (同展は,今年 7/18-10/15に国立国際美術館(大阪)で開催)

 6月の話題沸騰の14歳は卓球の張本智和と将棋の藤井聡太四段。将棋が棋戦主催社以外の新聞の1面にしょっちゅう登場するなどということは,かつてなかった。
 藤井は,連勝記録はとぎれたが,デビュー以来30勝1敗(7/6現在)。日本将棋連盟のサイトによると,プロ棋士の通算勝率は羽生善治の0.7151が最高で,以下6割台後半は佐藤天彦,渡辺明の2人のみである。ということは,藤井がこれから11連敗すると30勝12敗となってようやく現在の羽生の勝率を下回るということになる。実際には今後しばらくは少なくとも勝率7割以上でいくだろうから,勝率が他の棋士と比較されるようになるのはかなり先になるだろう。

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