« September 2017 | Main

October 2017

Oct 12, 2017

衆議院解散 1980と2017

 首相の思いつきによる「思いつき解散」によって衆議院議員選挙が公示され,選挙戦が始まった。今回の衆議院解散はかなり突然だったにもかかわらず,28日の解散から5日後には近所に選挙ポスターの掲示板が立派にできていた。――うーん,日本人は真面目だ。
 衆議院議員の任期は4年だが,たいていはそれ前に解散がある。前回の選挙からもう2年半以上たっていたから,関係者は少しずつ準備をしていたのだろうが,全国規模で誤りなく整えるのは容易ではないだろう。しかも今回は選挙区の区割りの変更があったし。

 私が選挙権を得て以来,今回は18回目の総選挙になるらしい。その中で,あまりの突然の解散にもっとも驚いたのは,1980年5月の通称「ハプニング解散」である。
 当時私は一人暮らしでテレビを持っていなくて,解散のニュースを知らないまま寝た。翌朝は土曜日だった。寝ぼけまなこで新聞を広げたところ(今の多くの若者と違って新聞は取っていた),「大平内閣不信任案可決」「衆院解散へ」という大見出しが踊っていて目が覚めた。
 不動の自民党政権の時代で,不信任案が提出され否決されるのは儀式のようなものだった。しかしこのときは,自民党内の反主流派の多くが採決を欠席したために,通るはずのない内閣不信任案が可決されたのである。大平首相は,当然総辞職はしないで衆議院を解散,予定されていた参議院選挙と初めての同日選挙になった。

  ~~~~~~~~~~~~~~~
 うかつにも先週初めて気づいたのだが,東急東横線の日吉駅の駅メロは「若き血」だった。なるほど。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Oct 08, 2017

居酒屋の会話帖

 居酒屋での知人Nさんが,喉の手術をして話すのが難しくなり,「会話帖」を使っている。ホワイトボード薄くしたようなつるつるの厚紙を綴じたノートで,Nさんが話したい内容を書いて相手に示すと,耳は問題ないので,相手は声で応える。だから,正確には「発話帖」で,Nさんは用が済むとどんどん消してしまう。しゃべるのと同じ感覚である。
 Nさんとよく連れ立ってやってくるKさんは,ときどきつられて自分も会話帖に書き込んで,「あ,オレは書く必要ないんだよな」と言って自分で苦笑したりする。
 当然思い出したのはベートーヴェンの会話帖。もしこれがNさんのようなノートだったら後世に残らなかった。しかし,よく考えると,ベートーヴェンの場合は耳が聞こえないのだから,会話帖に書くのは主にベートーヴェン以外の人である。こちらは「受話帖」というべきか。

 昔,職場の先輩で,だれかの訃報をきくと必ず「季節の変わり目だからね」とか「この気候じゃね」という人がいた。こういう感覚も,季節の移りゆきへの敏感さの表れかもしれないと思うようになったのは,だいぶ後になってからである。日本の季節は,真夏・真冬の一時期を除いては,「いつも変わり目」とも言える。
 ここ数日,急に涼しくなったり,また暑い日が戻ってきたりしている。そういえば昔の学校では6月1日と10月1日が「衣替え」の日で,この日に一斉に制服を夏服または冬服にしていた。6月1日には女子高生のブラウスがまぶしかった。今は機械的に一律にとはしない学校も多いようだ。

 ~~~~~~~~~~~~~~
 郷里・横須賀にちなむ田中宏巳『横須賀鎮守府』(有隣新書)という本を読んだ。さすがというべきか,発行日は5月27日,つまり昔の海軍記念日になっていた。
 ちなみに,横須賀鎮守府の略称・愛称は「ヨコチン」だったという。
 立川談四楼のシリーズ(→参照)第3弾『もっとハゲしく 声に出して笑える日本語』(光文社知恵の森文庫)が出た。2009年の1冊目・2冊目以来である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« September 2017 | Main