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May 09, 2018

あと1年

 4月30日,平成という年号は「あと1年」となった。
 大正,昭和,平成の始まりは,いずれも天皇の崩御の翌日だった。各代とも新しい天皇が即位すると,その次の年号の選考はすぐ始まっていたはずだが,なにしろ崩御が前提の話なので,おおっぴらの議論などない。「平成の次」についても前から準備が進んでいたはずで,今回は生前退位が決まって違う要素が加わったということだろう。当然,来年4月末より前に万一のことがあったときの手筈も決まっているに違いない。
 今回,最初は新年号は早めに(当時の想定では半年前ぐらいに)発表すると言っていたのに,最近は来年2月発表が有力だという。私自身は自分からすすんで和暦を使うことはないが,年度末にそのとき限りの作業が生じるのは全体として大きな損失になる。早くしてなにもまずいことはないと思うのだが,何をもったいぶっているのだろう。さらに言えば,本当は元日改元がいちばんすっきり便利だったのに。

 1988年秋,テレビのニュースではほぼ毎日,天皇の病状を報じていた。当時5歳だったうちの息子も,テレビに見立てた段ボールの枠から顔を出して「テンノウヘーカのヨーダイは…」などと言っていた。
 1989年1月,わが家は信州某所で3泊し,1月7日の昼前に車で帰京の途についた。宿泊施設の客室や食堂にテレビはなく,ケータイもない時代で,ニュースはまったく知らないままだった。出発してまもなく,早めの昼食にしようと寄った食堂でふとテレビを見上げると,なにやら黒いスーツに黒いネクタイの人が次々に登場する。福田元首相もいた。店の人に「もしかして…?」と聞くと「そうなんです,今朝」という簡潔な返事が返ってきた。
 その後はずっとラジオをつけて走った。午後,中央高速で,あの「平成おじさん」小淵官房長官が次の年号が発表するのを聞いた。ラジオだから,すぐに文字の説明が入ったのだと思う。昭和64年は7日間で終わった。
    [追記: 日付の誤りを2018/5/17訂正]
【連休短信】
◆4/29 ヴィオラ奏者の友人が主宰する室内楽の演奏会へ。大部分ハープ入りのフランスもの。――ハープって,譜めくりが必要なんですね。
◆4/30 自オケの本番。ホールの響きに助けられた。某居酒屋での知り合いが3人来場。
◆5/2 「クラフトビール新酒解禁祭り2018」へ。体育館のような場所に屋台が40軒。
◆5/5 「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO2018」の一環として池袋西口公園で開かれた無料のコンサートへ。女性ばかりのサックス3重奏(Sop,Sop,Ten)でモーツァルトを聴く。

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