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Aug 23, 2018

金足農業 準優勝の輝き

 また高校野球だが,何度も奇跡を起こしつつ決勝までやってきた金足農業高校は,8月21日,大阪桐蔭の前に玉砕し,参加3781校の中で,3780番目に敗れたチームになった。何が起こるかわからないのが高校野球だが,秋田県内出身者のみからなる公立校チームは,「全国区」の桐蔭優勢の予想を覆すことはできなかった。

 金足農業は,県予選以来,固定した9人のメンバーのみで戦い,代走すら使わなかった。つまり,控え選手はまったく出番がなかったことになる。これはベンチ入りできなかったその他の部員よりましということになろうが,生殺しのようでかわいそうとつい思ってしまう。控え選手は全員2年生という事情はあるのだろうが,だからこそ,来年につなぐための配慮があってもよかったような気がするのだが。(表彰式では控え選手ももちろん準優勝メダルを受賞した。)
 決勝戦の5回まで全イニングを投げ,快進撃を引っ張ってきたのは話題の吉田輝星投手。この人の名は「こうせい」だというが,「輝」を《コウ》と読ませるのは大いに無理がある。この字の音を示すのは「光」ではなく右側の「軍」で,音読みは「揮」「暉」と同じく《キ》である。(調べたら,「輝」の部首はなんと「車」(くるま)なのだった。「光」の部分は部首でもないし,そもそも漢和辞典にはなぜか「光」という部首はない。)
 なお,吉田投手の11歳の弟の名は「大輝(たいき)」だそうで,こちらは穏当に《キ》と読んでいる。やはり野球をやっていて,「甲子園で優勝」をめざしているとのこと。

 翌22日のスポニチでは,1面の隅に,1969年の決勝の時の同紙の記事が小さく「引用」されていた。見出しは「太田,君にも深紅の大旗を」。太田とは,東北のチームとして戦後初めて決勝に進出した三沢高校(青森)のエース太田幸司で,決勝では延長18回を投げ抜いたあと再試合で敗れた。今年の決勝戦で「レジェンド始球式」をつとめたのは,奇遇にもその太田だった。

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Comments

素人が失礼ですが、広辞苑(ver6)は光部9画にしていますね。本格的な漢和は光部を認めないのでしょうか?

Posted by: P.O. | Aug 23, 2018 at 12:27 PM

気になったので凡例をみると、
(1) 『康熙字典』の部首を基本としたが、常用漢字の新字体などで、もとの部首の形を失った漢字を所属させるため、また、検索の便を図るため、次項以下のような改訂を施し、219の部首を立てた。
(2) 『康熙字典』など旧来の字典に無い、
  (5図略)・光・(略)
の部首を新設した。(以下略)
とありました。失礼しました。

Posted by: P.O. | Aug 23, 2018 at 01:40 PM

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