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December 2018

Dec 26, 2018

楽しく酒を飲むために

 テレビで酒の飲み方の話が出て,「意外なことに,悪酔い対策にはつまみに油ものを食べるのがいいそうです」と言っている。あれ,最近本で読んだのと同じ内容だなと思ったら,まさにその本が紹介されていた。それは,葉石かおり著『酒好き医師が教える最高の飲み方』(日経BP)。昨年(2017)11月発売だが,私が今年11月に買ったのは11刷で,よく売れているようだ。
 内容は,酒ジャーナリストでもちろん酒好きの著者が25人の医師にインタビューしたもので,酒と体の関係をいろいろな角度から探ったもの。そして,その医師というのが大部分酒好きというのがミソである。専門の異なる多くの医師だから,その見解にはばらつきも少なくない。つまみには何がいいかということでも,上記の油もののほかタンパク質,ビタミンB1を含むもの,緑黄野菜などいろいろ挙げられていて,みな食べているとそれだけで腹が一杯になりそうだ。
 でもまあ大原則は,結局は「適量を飲め」ということになる。その適量がどのぐらいかは,生まれながらのアルコール分解酵素の型を初めとしていろいろな要素があるので,そう簡単には言えないということのようだが,多くの医師が言っているのは1日に「純アルコール量で20グラム」,ということはビール中瓶(500ml)1本,日本酒なら約1合という数字である。(純アルコール量というのは,アルコール度数の0.8倍。すなわち,ビール500mlだと500×5%×0.8で20gとなる。)
 うーん,これはきつい。で,この本の中でちばん緩やかな基準を探すと,p.80に「多少のリスクを受け入れるとしたら(週に)300gを上限とする」という記述があった。これだと,週1日の休肝日を設けるとすれば他の6日は50g,ということはビールだと1250ml,酒なら417mlになり,まあある程度満足できそうだ。というわけで,とりあえずこれを「採用」することにした。

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 写真(click to enlarge)は東京をちょっとだけ離れた某所の貼り紙。「塀から離れろ」というが,近寄らないとこの掲示は読めない。
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Dec 20, 2018

新国立劇場の今シーズン/初冬だより

 新国立劇場のオペラは,10月,大野和士氏が音楽監督になって最初のシーズンを迎えた。といっても,オペラの計画を決めるには長い時間がかかるから,前にも書いたけれど,4年間の任期の内容はすでに固まっていて,その次の4年間の仕込みがもう始まっているのだろうと思う。
 シーズン開幕は,新制作の『魔笛』。ウィリアム・ケントリッジ演出で,ブリュッセルのモネ劇場での上演をリニューアルして移植したもの。主にプロジェクター投影による舞台装置がほぼ白黒なのに対し,歌手は比較的伝統的なカラフルな衣装で,よくわからないところもあったが,音楽の邪魔はしないので楽しめる舞台だった。
 『魔笛』の後は,再演の『カルメン』『ファルスタッフ』が続いた。鵜野仁演出の『カルメン』は5回目,ジョナサン・ミラー演出の『ファルスタッフ』は4回目の上演で,指揮者・歌手はその都度変わるが,もはや手の内に入った安定した舞台だった。特に『ファルスタッフ』の光あふれる美しい舞台は貴重な財産である。
 来年は,1月下旬,『タンホイザー』で始まる。

 12月初め,神保町の錦華公園脇のビルの壁が,紅葉した大きな葉に覆われていた。ヤツデのような手のひら形で幅は10~14cmぐらいあるが,ヤツデは常緑だし,ヤツデより少ない3つぐらいの「指」に分かれている。ネットでみた紅葉の画像では,橄欖槭(カンランセキ)という中国種の樹の葉がいちばん似ているが,さてどうなのだろう。  (Click to enlarge→)
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 12月16日の東京の最低気温はかろうじてプラスの0.4度,最高気温は5.8度で,今シーズン最低になった。12月4日には最高気温が23.4度,翌5日にも20.2度を記録していたから,10日余りで20度の急下降である。
 で,冬の守護聖人,聖ヒートテックにお出ましいただいた。

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Dec 13, 2018

フェルメール――30年で20/35

承前
 今回のフェルメール展で,分厚くて重い公式図録とは別に,AERAムック『フェルメール展 公式ガイドブック』というのがあったので買ってみたところ,画家とその作品についての基本的なデータが載っていて,保存するに足る内容だった。
 重要なデータのひとつは,フェルメール作品の来日記録である。来日は1968年に始まり,今回初来日の3点を含めて,全35点中,23点がやってきたという。私は1987年の「西洋の美術展」以降,17回のうち14回の展覧会に行って,全部で20点見たことになるらしい。さらに,今回1月9日から展示される「取り持ち女」(初来日)と大阪でのみ見られる「恋文」を見れば計22点になる。所蔵美術館まで出かけないでこれだけ見られるのは「絵画幸う東京」ならではのことである。
 同時に来日した点数がこれまででもっとも多かったのは,2008年の「フェルメール展」の7点だった。このときのことはこのブログにも,「(7点というのは)空前のことであり,たぶん絶後となろう」と書いたが(→参照),今回(同時には)これを上回る8点で,実際には「絶後」ではなかったことになる。
 上記1987年の「西洋の美術展」は,ゴヤの「巨人」を初めとする大作が目白押しで,フェルメールはやや影が薄かった。しかしその後,2000年に大阪でのみ開かれた「フェルメールとその時代展」あたりを転換点として,フェルメールの「神格化」が進んだような印象がある。

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Dec 05, 2018

即位10連休/茶飲み話/機動救助隊/薫るルージュ

 12月4日,「Googleカレンダー」で来年4~5月のページを見ていたら,その日衆議院で可決されたばかりの臨時の休日「即位の日」(5/1)とその前後の「即位10連休」が早くも表示されていた。まだ参議院があるので成立はしていないのに,妙に先走っている。しかも,いっしょに同じ法改正で臨時休日になるはずの即位礼の日(10/22)はまだ書き込まれていない。
 なお,衆議院のサイトによれば,この法案の「本文」は「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日は、休日とする。」という1行のみで,附則も含めて,日付も祝日の名前も記されていない。参議院で可決して成立しても,カレンダーにどう書けばいいのだろうか。
 ネットのニュースで見ただけだが,新元号の発表は実施(5/1)の「1か月前以降」にする方向だという。早くわかる方がだれにとってもいいことだと思うのに,愚かなことだ。生前退位の検討が行われる中では「改元は元日」という「合理的」な案があったし,「新元号は半年ぐらい前に発表」という話も出ていたのだが。

    *
 日米の首脳会談は,少なくとも1960年代ぐらいまでは,何年かに一度の大行事だった。首相の訪米するとなれば,新聞は何日も前から書きたてた。
 それが今は,トランプ大統領が就任してからの1年半の間に,直接会談が6回あったという。電話会談に至っては23回で,24日に1回という頻度になる。茶飲み話と化したか。

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 サイレンを鳴らしていく警察の車の中に,横腹に「警視庁 機動救助隊」と書かれた見慣れない車が2台あった。緑がかった青に塗られ,ゴミ収集車を大きくしたような車だった。

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 11月20日,ヱビスビールの季節商品「薫るルージュ」が発売になった。

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