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May 13, 2019

部首は「人」「口」/歴史用語

 漢和辞典であらためて「」という字を見てみたところ,この字の原形は,ひざまずいて神のお告げを聞く人の形なのだという。
 そして,部首は人部なのだった。この形は「ひとやね」というそうで,同じ人部でもにんべんとは違って,特に部首としての意味があるわけではなく,形からの分類である。まあ確かに,ほかに部首になりそうな要素はないから,やむを得ない選択ともいえる。
 ちなみに「命」は令に口を加えたもので,こちらは部首は口部。
 「」もくせ者で,見た目はのぎへんだが,漢和辞典での部首は口部である。のぎへんは稲,穀物,収穫,租税などに関する字を作るが,「和」は元は「人の声が呼応し合う」という意味で「口」の方が意味を担っているとのこと。なお,「利」も同様で,こちらも部首はりっとう(刀の変型)である。

 「上皇」はこれまでまったく歴史上の言葉であり,歴史の用語辞典などにも載っていて,正式には「太上(だいじょう)天皇」というといった説明もある。それが,このたび200年ぶりの事態を前に人為的に復活させられ,急に現代語になった。これと共に,その住まいを示す「仙洞(せんとう)」という言葉も甦るようだ。
 もうひとつ,「上皇后」という呼称が定められたが,こちらは国語辞典にも歴史関係の辞典にも,見た限りでは出ていない語である。「上皇」の「后」ということなのだろうが,かな漢字変換もすぐにはできなくて,「じょう・こうごう」と区切り直して変換させた。なんだか「上」と「並」があるみたいで,失礼ながら,カツ丼を思い浮かべてしまった。

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