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Jun 22, 2019

フランコ・ゼッフィレッリ死去

 6月15日,映画監督・演出家フランコ・ゼッフィレッリ氏が死去した。1923年生まれの96歳だった。
 初めてその監督作品に接したのは映画『ロミオとジュリエット』だった。1968年製作なので,ゼッフィレッリは当時45歳だったことになる。昔も今も私は映画にあまり熱心ではないが,このときは何かで紹介を読んで,珍しくちゃんと封切館で見た。十代の終わりごろのことである。
 シェイクスピアの原作どおりの年齢のジュリエットとして起用されたのは,撮影時15~16歳のオリヴィア・ハッセー。華麗なセットの中で,きらめくようにかわいく,初々しかった。ジュリエットだけでなくロミオ役のレナード・ホワイティングも私より若く,年下の俳優が主演する映画を見るのはもちろん初めてだった。ずっと前に書いた(→参照)が,そのオリヴィアが1980年に布施明と結婚するとは思いもよらないことだった。
 『ロミオとジュリエット』から10年あまりたって,ゼッフィレッリをオペラ演出の巨匠として知るようになった。今回調べてみたら,ゼッフィレッリ演出のオペラはこれまでに14回も見ていた(曲目の異なりは9曲)。
 [ロイヤル・オペラ](1979):『トスカ』
 [スカラ座](1981,1986,2009):『オテロ』『ラ・ボエーム』(2回)『トゥーランドット』『アイーダ』
 [メト](1997):『カルメン』『カヴァレリア・ルスティカーナ』&『道化師』『トスカ』
 [ウィーン国立](2004):『ドン・ジョヴァンニ』(以上すべて来日公演)
 [新国立劇場](2009,2013,2018):『アイーダ』(3回)(→参照;→参照
 たいていは舞台装置や衣装も演出家によるもので,『アイーダ』『トゥーランドット』が絢爛豪華なことは話題になるが,もちろんそればかりではなく,いつも具象的で精巧。舞台を見る歓びを味わわせてくれた。ちなみに,『トゥーランドット』のきんきらきんの宮殿は発泡スチロール製だとのこと。

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 先日,赤羽の「まるます家」の全面禁煙のことを書いた(→参照)が,神保町の薩摩焼酎の名店「兵六」は4月からすでに禁煙にしていたことに気づいた。

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Comments

モミュス、モミュス、モミュス

Posted by: P.O. | Jun 22, 2019 11:17 AM

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