« November 2019 | Main | January 2020 »

December 2019

Dec 31, 2019

2019年の訃報

 今年,訃報に接して少なからぬ感慨を覚えた人たち:

◇音楽関係
アンドレ・プレヴィン(指揮者)
 最初はジャズ・ピアニストとして名前を知ったが,いつのまにかウィーン・フィルの指揮までするようになって,びっくり。
ミシェル・ルグラン(作曲家)
 代表作『シェルブールの雨傘』は,せりふなしですべて歌うオペラ。姉のクリスティーヌはスウィングルシンガーズの初代メンバーだった。
フランコ・ゼフィレッリ(映画監督・オペラ演出家)
 『アイーダ』『トゥーランドット』『オテロ』など見たオペラ演出作品は14回。映画『ロメオとジュリエット』も印象的。(→参照
ドリス・デイ(歌手)
 「ケセラセラ」「センチメンタル・ジャーニー」「二人でお茶を」…
ジョアン・ジルベルト(ギタリスト・作曲家)
 ボサノバの「創始者」の一人,「イパネマの娘」の作曲者。
佐藤しのぶ(ソプラノ)
 好みの声ではなかったが,訃報に伴うテレビの映像を見たら声自体は美しかった。
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
 ナマでは聴けなかった。独特の暖かい声。
ペーター・シュライヤー(テノール)
 70年代の東独の時代からタミーノ,フェルランド,ダーヴィトなどで親しんだ名歌手。

◇スポーツ・芸能関係
ジーン・バッキー
 阪神の投手。1964年のリーグ優勝に貢献。
金田正一
 国鉄・巨人の投手。通算400勝は今後破られることはないだろう。
八千草 薫
 高校のころに名前を覚えた。最後に見たのは『舟を編む』(→参照

◇文学・デザイン関係
ドナルド・キーン(日本文学者)
 筋金入りのオペラ愛好者。(→参照
池内 紀(ドイツ文学者)
 『東京ひとり散歩』など旅のエッセイで親しんだ。
和田 誠(イラストレーター,エッセイスト)
 最高傑作だと思うのは『倫敦巴里』
勝井三雄(装丁家)
 昔,ちょっと接点があった。

◇その他
天野之弥(元IAEA事務局長)
 親族とちょっと縁があった。
ジャック・シラク(元フランス大統領)
 大の大相撲ファンで,大統領になって相撲を見に気軽に日本に行けなくなったと嘆いていたという。

| | Comments (1)

Dec 30, 2019

銀座線 大運休中

 東京の地下鉄銀座線は,渋谷駅の移設工事のため,一部区間で6日間の大運休中である。運休区間は渋谷~表参道間と青山一丁目~赤坂見附~溜池山王間で,12月28日から1月2日まで終日止まり,他の区間は折り返し運転となる。銀座線渋谷駅は,長年住み慣れた東横デパート3階からJRの線路上に移動する。そのために,新ホーム部分の線路を外側に移し,その間に新しいホームを作る工事を,この6日間で行うとのこと。
 工事のために鉄道が1日あまり運休した例は,11月の山手線(高輪ゲートウェイ駅新設関連)などこれまでにもあったが,6日間という大規模な運休は空前のことだろう。年末年始とはいえ,こんな大胆なことが可能なのは,渋谷から赤坂見附=永田町までは半蔵門線,そのあと溜池山王まで1駅は南北線が並行しているという事情があるからである。
 運休は6月に発表され(→参照),ポスター等も前から出ていたが,12月に入ってからは,東京メトロの駅では日本語・英語・中国語・韓国語で予告アナウンスが行われていた。しかし,駅名とその順序を知っている人でないと,耳で聞いただけではわかりにくかったことだろう。
 今日は30日,後でちょっと見にいこうと思う。
Aaginzasen_0974

| | Comments (0)

Dec 23, 2019

横須賀の小泉家4代

 今年の硬派でないニュースの中でかなり驚いたのは,小泉新次郎と滝川クリステルの結婚だった。
 ふだんテレビでドラマや歌番組,お笑いはほとんど見ないので,結婚や不倫,覚醒剤などのニュースに登場する有名人は,名前はそういえば聞いたことがあるかも,というような情報レベルのことが多い。その中で,この件は私としては珍しく,一応両方とも知っている人同士の結婚だった。
 ニュースの中では,「父(小泉純一郎元首相)は滝川の名前をクリスルだと思いこんでいた」という新次郎氏の発言がとぼけた味でおもしろかった。
 小泉家は私の郷里・横須賀の家である。新次郎氏の曾祖父・小泉又次郎が「政治家初代」で,戦前,逓信大臣をつとめた人だという。私が高校生のころまでは,その娘婿・小泉純也の時代で,中選挙区制の神奈川2区の自民党は純也氏の指定席だったが,閣僚のポストにはなかなか恵まれず,晩年になってようやく防衛庁長官になった。その長男が小泉純一郎である。私の祖母は横須賀高等女学校の教師で,純一郎氏の母(又次郎の娘)は女学校での教え子だった。
 純一郎氏の衆議院議員初当選と前後して私は横須賀を離れたので,選挙区民としての接点はないが,このブログにも書いたように(例:→参照),オペラの会場では4回も遭遇した。
 11月23日放送の「出没!アド街っく天国」(テレビ東京)は横須賀の巻で,出身者のゲストとして兄・小泉孝太郎が出演した。

| | Comments (0)

Dec 16, 2019

鉄道の不通 12月号

 台風の影響で不通になっていた鉄道のうち,11月初めの段階で「11月中に再開見込み」となっていた次の線区は予定通り運転を再開した。
 ・両毛線 岩舟~栃木  ☆全線運転再開
 ・磐越東線 小野新町~いわき  ☆全線運転再開
 ・八高線 寄居~北藤岡  ☆全線運転再開
 これに加えて,11月初めには予定未定だったが,12月になって次の線区が運転再開した。
 ・八戸線 階上~久慈 12月1日  ☆全線運転再開
 ・阿武隈急行 丸森〜槻木 12月6日
 そして,予定未定なのが
 ・吾妻線 長野原草津口~大前
 ・水郡線 西金~常陸大子
 ・阿武隈急行 丸森~富野(県境部分)

 私鉄・第三セクターのうち,最大の三陸鉄道の現況・再開予定は以下のとおり:
  久慈―田野畑 35.4km 2020年3月中目標
  田野畑―田老 22.9km 2019年12月28日運転再開の見通し
  田老―宮古―津軽石 21.9km ★列車運行中 臨時ダイヤ9往復
  津軽石―陸中山田 17.3km 2020年1月16日運転再開の見通し
  陸中山田―釜石 28.9km 2020年3月中目標
  釜石―盛 30.6km ★列車運行中 所定11往復
 全 163km 中,運行中は 58.5km で 35.9%。上の予定では1月16日には 98.7km,60.6% になり,3月中に100%となる。今年3月にJR山田線だった部分が移管されてようやく「全通」したのに,半年余りでこの被害を受けたわけだが,あと3か月でなんとか蘇りそうなのは喜ばしい。

 その他の私鉄:
 ・小湊鐵道 里見~上総中野
   里見~養老渓谷間は「年内の復旧を目指して」
   養老渓谷~上総中野間は「来年以降の開通を目指して」(12/11現在)
 ・箱根登山鉄道 箱根湯本~強羅
   「運転再開予定時期 2020年秋頃」(11/22リリース)
 ・上田電鉄 上田~城下
   「運転再開 2021年春頃を目指す」(11/22リリース)
 いずれも,道は遠い。

◆神保町ミニだより
 蕎麦店「満留賀」の場所に,今年の夏ぐらいだったと思うが,「きぬちゃん食堂」という食堂・居酒屋が開店した。
 ここの蛍光灯入り縦長看板は,もとの「きそば」という看板をそのまま使って,「き」はストレートに表示,「そ」の上には「ぬ」という字を貼り,「ば」の上には「ちゃん」という字を貼ってある。それでも昼間はまあいいが,夜になって中の蛍光灯をつけると元の文字「そば」が透けて見えて新しい店名が読めなくなる。――労作ではあるが。
Aadsc_0954 ←click to enlarge

 

| | Comments (0)

Dec 09, 2019

阪大・名大・早大――略称の音読み

 京都大学を略して「京大」というのは,京都の「京」と大学の「大」を,読みもそのまま単純に取り出したものである。これに対して,大阪大学の場合は,「大大」ではわかりにくいということだろうか,地名の2字目の「阪」を取り出し,しかも訓の「さか」はなく,音の「ハン」で読んでいる。漢字2字の熟語としての体裁を整えたものといえよう。いろいろな場合に大阪を「阪(ハン)」で表すのは,「阪神」「京阪」などでおなじみである。なお,大分大学も阪大と同じやり方で「分大(ブンダイ)」と呼ばれるという。
 名古屋を音の「名(メイ)」で表す略称も「東名高速」「名鉄」「名電高」などたくさんある。名古屋大学を「名大(メイダイ)」というのも特に地元だけというわけではない。ただし,少なくとも東京近辺では,「メイダイ」というと明治大学を思い浮かべる人の方が多いだろう。京王線には明大前という駅があり,重要な乗換駅・特急停車駅なので,ふだん京王線に乗らない人にも駅名は知られている。(ちなみに,同駅は1913年の開業時から4年間は「火薬庫前」という物騒な名前だった。)
 新潟大学のことを地元では「シンダイ」というが他県の人には理解されない,という話題が前にネット上にあった。「シンダイ」というと私の感覚では信州大学のことだが,関西では神戸大学を指すという。なお,横浜の神奈川大学は神戸大と同じく「神大」と略すが,読みは「ジンダイ」が普通だと思う。(神奈川を「神(ジン)」で表す例としては「神中(ジンチュウ)鉄道(相模鉄道の前身)などがある。)

 早稻田大学と「早大(ソウダイ)」も,大学名と略称が漢字1字を介してその音と訓ということでつながっているのは,阪大の場合と同様である。
 しかし,「早」の場合,音の方は「ソウ」で問題ないとして,「わせ」の方は熟字訓,すなわち「早稲」という漢字2字を「わせ」と読むということであって,「早」という字を「わ」と読むわけではない。「ソウ」と「わせだ」は,普通の漢字の音と訓のペアに比べてよりかすかなつながりということになる。

~~~~~~~~~~~~~~
 東京都シルバーパスを買える身分になり,今日買ってきた。都営地下鉄,都電,日暮里舎人ライナーと,都内の路線バス(深夜バス等を除く)に1年間乗り放題で,20,510円(住民税非課税だと1000円)。私の場合,都営地下鉄に週5,6回は乗るので,それだけでも4か月足らずで元がとれる。

| | Comments (0)

Dec 04, 2019

相鉄・JR直通線 開通日に乗車

 相模鉄道本線の西谷駅とJR東海道貨物船を結ぶ「相鉄・JR直通線」が11月30日に開通したので,当日の午後,さっそく乗りに行った。
 首都圏の新線の開通は,今年3月の金沢シーサイドライン延伸以来(→参照)。普通の「鉄」道としては,2010年7月に京成成田スカイアクセスの印旛日本医大―成田空港が開通して以来ということになるらしい。
 山手線のホームから遠く離れて恵比寿との中間にある湘南新宿ライン・埼京線の渋谷駅から,相鉄直通電車に乗った。相鉄本線の終点海老名行きは昼間は1時間に2本で,発車時刻表では行先が「海」で示されているが,どちらかというと海と反対に向かう。相鉄線内は特急になる。
 武蔵小杉までは従来の湘南新宿ラインと同じで,武蔵小杉から今まで旅客列車は普通は走らなかった貨物線に入る。車内の表示は「各駅停車 海老名行き 次は羽沢横浜国大」になった。隣の席の若い女性は乗り慣れた電車であるかのように居眠りをしている。新線であることを理解しているのかどうか心配になる。
 新川崎駅や鶴見駅のそばを通るが,ホームはなく,通過。新しいトンネルで地下へ入ると新駅・羽沢(はざわ)横浜国大に到着した。三角形の他の2辺を通ることもあって駅間は長く,武蔵小杉からの1駅に要する時間は首都圏の鉄道としては異例の18分だった。隣の席の女性はちゃんと目を覚まして降りて行った。
 発車して車内の表示が「特急」に変わり,ずっと地下を走って最後に地上に出ると,昔の小駅から2面4線の特急停車駅に返信した西谷に到着。外の2線が横浜・海老名を結ぶ本線,中の2線がJR直通線である。純粋な新線の部分は2.7kmだという。(8月の西谷駅については→参照
 そのまま終点・海老名まで乗るつもりでいたが,昼食を食べないまま1時半を過ぎてしまったので,降りて逆方向の横浜へ行くことにし,直通線の初乗りは終了。
A_b300950 A_b300956

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 先日の発メロに続く,オペラ情報かつ鉄道情報:
 新国立劇場のオペラ劇場入口の屋台のような売店で,銚子電鉄名物のぬれせんべいが売られていた。銚子には,新国立劇場の舞台美術センター資料館(と倉庫)があるという縁がある故だとのこと。

| | Comments (0)

« November 2019 | Main | January 2020 »