5冊の本
~~~~ あけましておめでとうございます ~~~~
今年3月で開設からまる8年となるこのブログを,今年もよろしくお願い申しあげます。
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昨年秋以降に読んだ本の中で印象に残ったものを挙げておく。
◆中野京子『<中野京子と読み解く> 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋)
『<名画で読み解く> ハプスブルク家 12の物語』『<名画で読み解く> ブルボン王朝 12の物語』(いずれも光文社新書)が絵画に見る王朝史だったのに対し,こんどは美術自体のガイド。
◆池田麻里子『メトロポリタン・オペラのすべて――名門歌劇場の世界戦略』(音楽之友社)
素人出身(?)ならではのインタビューによる聞き書き。メト・ライブビューイングを何本も見ている者にとっては,楽屋話のそのまた背景,特に経営面がわかっておもしろい。
◆三浦しおん『舟を編む』(光文社)
珍しく,辞典編集者を主人公にした小説。前半いろいろな出来事があるのに対し,後半は辞典の完成に向けて一本道。
◆川本三郎『小説を,映画を,鉄道が走る』(集英社)
小説と映画に出てきた鉄道についてのエッセイを集めたもの。かつて画面の中に登場した鉄道の現況を訪ね歩く章もある。
◆三田 完『草の花――俳風三麗花』(文藝春秋)
句会に集う3人の女性を主人公にした連作『俳風三麗花』(文春文庫)の続編。時は昭和10年代,舞台は満州に広がる。川島芳子,甘粕正彦といった有名人が,主人公の前に都合良く(?)登場する。


