運転免許証と目的外使用
11月某日,誕生日を前に運転免許証の更新をした。有効期限は「平成35年1月」となっているが,2019年5月に改元が行われるので,「△△5年1月」と読み替えることになる。
今回は期間が5年間延長されたが,次回は70歳を超えるので3年間になり,更新には認知症のテストも必要になる。次回も無事に延長できるかどうか。車を運転すること自体はそう面倒だと思わないし,楽しいことも多いが,でも運転しないで酒を飲んでもよければその方がいいというのが正直なところだ。
運転免許証は,本来,公道上で車を運転する能力があることを証するものに過ぎないものなのに,運転とは関係なく,顔写真付きの公的な身分証明書として「本人確認」のために使われることが多い。本来の用途以外の場面に出しゃばっているわけだ。
それで少し大勢に逆らって(しかし体制に取り込まれて),場合によってはマイナンバーカードを使うようにしている。
しかし,いまもっとも「目的外使用」が甚だしいのは携帯電話だ。もちろん,通話という本来の目的が忘れられているということはないが,電話以外に使う時間の方が圧倒的に長いのは,むしろ普通のことだろう。最初に Docomo が iMode を始めたときには予想もできなかった。(→参照「雑誌と通勤電車」)