日記・コラム・つぶやき

Sep 24, 2020

謎の法令/マスクの分

 老化に抵抗するための化粧品などのCMで「ほうれいせん」という言葉をよく耳にする。これはどんな字を書くのかと思って,いろいろな辞典を(電子辞書だから1回の操作で)引いてみた。しかしなんと「ほうれいせん」という見出しがあったのは『精選版 日本国語大辞典』だけで,それも語義は「⇒ほうれい(法令)⑤」という参照になっていた〔語義番号を示す丸数字は電子辞書の表記では□入り数字〕。
 えっ,法令? と思いながら参照先を見ると「⑤ 相術家の用語で,小鼻の両脇から下の方に向かって出る筋をいう。」とあり,露伴の『五重塔』の用例が載っている。「相術」というのは「人相や家相などをみて占う術。観相。」だという。(ただし,「そうじゅつか」は「槍術家」しかのっていなかった。)
 他の大小の辞典には出ていなかったから,比較的最近になって占い業界の用語が一般化したということだろうか。普通の意味の「法令」と同じ言葉なのかも不明だ。

 東京の日最高気温は,9月18日の33.4度を境にぐっと下がり,今日24日は22.7度で,半袖では肌寒いくらいだった。梅雨明けが遅く,後ろにずれた夏だったが,言い伝えどおり「彼岸まで」で終わったようだ。
 マスクのせいでひときわ暑かったこの夏,街では,マスクで覆われた分を補うように肩,背中などを余分に露出していた女性が多かった(ような気がした)。

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Sep 17, 2020

半年ぶりに神保町/新国立劇場『こうもり』

 前回神保町へ行ったのは4月7日の昼で,その夜に東京など7都府県に緊急事態宣言が出た(→参照)。それ以来半年ぶりに,9月16日の昼,神保町に立ち寄った。街を行く人の様子には特に変わったことはない。けっこう人が密になっているところもあるし,換気のためドアが開いている飲食店からは声高らかな談笑も聞こえてくる。
 今春閉店した店のうち,キッチン南海の建物はシートをかぶっていてすでに取り壊し工事中で,少し離れた場所にできた新しい店には行列ができていた。スヰートポーヅ,柳屋(三井パークタワー1階の蕎麦店)には,閉店あいさつの貼り紙が残っていた。改築のため閉店したレオ・マカラズヤの場所は更地になっていて,奥行きがけっこうある店だったことがわかる。
 昼食は「静邨」で蕎麦。おかみさんは30年ちっとも変わっていない。

 新国立劇場から,11月末~12月のオペラ公演『こうもり』の案内が来た。劇場等の人数制限緩和を待って発送されたものだろう。おなじみのハインツ・ツェドニク演出だが,今回は「新様式対応」で一部を変更するという。
 指揮者・歌手はほぼ元通りの名前が並んでいるが,入国制限が変わらなければ変更せざるを得なくなる。10月の『夏の夜の夢』は結局すべて日本人歌手に変更になった。
 『こうもり』の前に,11月中旬には藤倉大『アルマゲドンの夢』の初演が予定されているが,この公演実施については「後日あらためてお知らせいたします」とされている。

[追記]18日に,『アルマゲドンの夢』は公演を実施するというメールが新国立劇場から届いた。招聘スタッフ・キャストについては「現時点では発表済のスタッフ・キャストでの上演を予定しておりますが、出入国制限の状況により変更となる場合がございます。」とのこと。

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Sep 10, 2020

茄子の夏

 今年の夏は「茄子の夏」だった。長い梅雨などで茄子の値段にも変動があったが,品質にはトマトや葉もののような大きな変動はなかったように思う。
 今までは,味噌汁の具と浅漬けのほかは,茄子肉炒め,麻婆茄子,みぞれ炒めなど炒め物が多かったのだが,今年は煮浸し,焼き浸しの類を多く作るようになって,茄子の消費量が増えた。
 いちばん簡単なのは,電子レンジで温めてめんつゆをかけるというもので,ゴマと大葉を添えれば味も見た目も立派になる。ほんとうは焼き浸しにするのがおいしいのだが,茄子はいくらでも油を吸いそうな感じがするので,まあときどきということにしている。実際には炒まると油がフライパンに戻ってくるので茄子が全量吸うわけではないようだが。
 あとは豚バラといっしょに文字通り煮浸しに。ピーマン,ズッキーニ,タマネギなどを加えれば野菜もたくさんとれる。この場合もめんつゆを使うとうまい。

 ところで,「茄」という字は茄子以外の使い道がほとんどない字だ。漢和辞典によると,「加」という音符が示すように音は「カ」で,ハスの意味だという。
 「荷」も音は「カ」で,ハスの意味。そういえば「荷風」というのはハスの葉の上を吹き渡るさわやかな風のことだった。

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 映画『パヴァロッティ』を見に行った。映画は今年初めて。時節柄一席おきで,同行者との間の席に荷物をおいてゆったり。ありがたく高齢者割引。
 パヴァロッティの死去は2007年のことだった。(→参照

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Sep 04, 2020

スアレス,エスコバーが2人ずつ/みんな16番――プロ野球後半戦へ

 6月19日に始まったプロ野球の今シーズンは,交流戦(例年各24試合)なしで各チーム120試合の予定で進んでいる。交流戦もオールスター戦もないので区切りというものがないが,8月末で半分が終わった。
 今年だけの特別ルールのうち,延長戦は10回で打ち切りというのが,試合の進行にとってはいちばん影響が大きいようだ。7回以降は細切れの継投が多いし,代走・代打がどんどんつぎ込まれる。

 今年,ロベルト・スアレス(Robert Suarez)がソフトバンクから阪神へ移籍し,クローザーとしてなかなかの活躍をしているが,ふと,ヤクルトにもスアレスという投手がいるのに気づいた。こちらはアルバート・スアレス(Albert Suarez)で,昨年入団だったらしい。今年は3回先発して2勝,防御率 0.53と好調。
 と思っていたら,DeNAのエスコバー投手(Edwin Escobar)のほかに,ヤクルトにも今年入団のエスコバー(Alcides Escobar)という選手がいるのに気づいた。こちらは内野手で,先発メンバーにほぼ定着し,打率 .289 を打っている。
 なお,この4人はすべて,DeNAのラミレス監督と同じくベネズエラ出身。

 9月1日,巨人・DeNA戦を途中から見たら,巨人のピッチャーは菅野。しかしなんとなく変だ。あれ,菅野の背番号が16番! よく見たら,巨人は他の選手もみな16番をつけていて,この日は川上哲治生誕100年の記念試合なのだった。
 川上の引退は1958年,私が小学校3年のときだから,私の世代でも現役時代のことはよく知らないが,「川上2000本安打」のニュース映画の記憶はある。(→参照

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Aug 28, 2020

60年前の夏

 小学生のころ,というのは1960年ごろだが,個人の家はほとんどすべて木造で,もちろん冷房はなく,夜になると畳に布団を敷き,蚊帳を吊って寝る,という生活だった。
 1959年だったと思うが,私の故郷・横須賀の古くからの商店街が共同で長さ180メートルほどの細長いビルを建て,「通りを丸ごとビル化」した。このとき1階の商店街で冷房がある店は6,7軒に1軒ぐらいで,冷気を外へ吹き出しているのが誇らしげに見えた。学校の帰りには,冷房のある店の前はゆっくり歩いて涼みながら帰った。

 「goo天気」というサイトに昔の各地の天気・気温が出ていたので,横須賀に近い横浜の8月の記録を見てみた。その中でいちばん古い1961年,62年と今年の最高・最低気温の様子は以下のとおり:

◇最高気温33度以上の日数(横浜)
1961年8月   7日
1962年8月   8日
2020年8月  12日 [8月27日まで]

◇最低気温25度以上の日数(横浜)
1961年8月   6日(26度台2日,他は25度台)
1962年8月   9日(26度台2日,他は25度台)
2020年8月  18日(27度以上10日) [8月27日まで]

 最高気温33度以上の日は昔も意外と多かったことがわかる。しかし今年は27日までですでに12日に達した。
 昔ともっと違うのは最低気温で,今年の熱帯夜(という言葉はなかったが)の日数は27日までで61年の3倍になった。しかも,61,62年には27度以上の日はなかったのに,今年はすでに10日を数えている。
 ――口に出すとますます今日の暑さかな

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 コンビニのコーヒーがけっこううまいと知ったのは,2年前ぐらいだっただろうか。最近は,自分の1杯分のコーヒーを入れるのが面倒なときは,ファミマのコーヒーを愛用している。レジで紙コップを買い,コーヒーの機械のボタンを自分で押して淹れる方式で,レジでの支払いと機械は連動しているわけではない。
 ファミマのコーヒーの機械でちょっと不思議なのは,同じサイズのブレンドに「レギュラー」と「濃いめ」があること。値段も仕上がりの量も同じなので,豆(というより粉)を増やして濃くしているとも思えない。少しゆっくり淹れるなどしているのだろうか。

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Aug 23, 2020

支払額がマイナス

 この季節になると思い出すのが,昔聞いた英訳俳句:
  You might or more head today's hot fish.
        (原句は本項末尾)

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 新国立劇場のオペラは,3月から6月までの5公演が中止になった。払い戻しの申込書が届いたので記入し,チケットを同封して返信したところ,順次返金が振り込まれている。
 すでに支払って届いていた来シーズン(2020/10~2021/7)のチケットは,「いったんすべて無効・払い戻しになる」「届いているチケットは自分で処分せよ」という連絡があった。チケットなしで払い戻しはどうなるのかなと思っていたら,先日,クレジット・カードの支払額を知らせるメールが来て,8月の支払額がマイナスうん十万円だというので驚いた。長年カードを使っているが,支払額がマイナスというのは初めて。
 新国立劇場の会員カードなので,管理上の問題はなく,もっとも簡単な方法で返金されたということだろう。銀行の通帳には,「ヘンピン)○○カード」と記帳されていた。何も返品してはいないけれど。

 音楽,演劇などの公演再開について,各主催者ともいちばんたいへんなのは財政面だろうが,日程の再編・振替え,座席の再配置,販売されたチケットの払い戻しなどの事務が大きな負担になっていることは想像い難くない。
 事務の内容としては,各席に顧客情報が関連づけられたデータベースを元に,日程の振り替えや払い戻しの案内をし,返答にしたがって新しいチケットを用意したり,返金手続きをし,返事のない人の処理をするということなのだろう。これがもし Excel またはそれに代わるデータベースソフトがない時代だったら,きちんとした個別の対応はほぼ不可能だったのではないか。

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祝 Classica 25周年!
 畏友ならぬ畏サイト Classica が開設25周年を迎えた。私の「本拠地」サイトの2年前に開設された偉大な先達で,「現役」の個人のサイトで私のより古いものは他に知らない。

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 冒頭の英訳句の「原句」は「言ふまいと思へど今日の暑さかな」。一見英語らしい「音読み」で始まり,途中で「訓読み」に転じるあたりがおもしろく,たぶん50年以上前に知ったものだと思う。
 今回,ネット上で検索してみたが,ネタ元はわからなかった。

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Aug 17, 2020

Wi-Fiルーター入れ替え/訃報2つ

 自宅の Wi-Fiルーターを入れ替えた。2012年1月以来なので,8年半ぶり。
 だいぶ前の雑誌に,Wi-Fi の規格はどんどん変わっているので4,5年たったら買い替えた方がいいという記事があり,気にはなっていたのだが,きっかけがなくてそのままになっていた。しかし,先日,ストリーミング配信を Wi-Fiでつないだノートパソコンで受信したらとぎれとぎれになるという事態が発生し,ようやく観念した次第。いろいろな設定を引き継ぐ仕組みを内蔵していて,入れ替え作業はまあ簡単だった。
 メインのデスクトップは有線なので関係ないが,ノートパソコンとスマホ各2台はネットに快適につながっている。とはいうものの,その後実際には高規格のありがたみを感じる用事がなかった。近くウェブ会議に2台のノートで2人同時並行で参加する予定があり,ちょっと楽しみ。

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 少し前の訃報:
◇外山滋比古 先生(7月30日)
 英文学者。96歳。仕事で多少のご縁があった。
 昔,若者が本屋で「“そとやま じひこ”の本はありますか」と尋ねていた,という話を聞いたことがある。一種の都市伝説か。
◇桑田二郎 氏(7月30日)
 漫画家。90歳。名前はまったく忘れていたが,『エイトマン』の作者と言われて思い出した。『エイトマン』は,中学生のころモノクロのテレビで見ていた。――走れ,胸を張れ,鋼鉄の胸を。

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Aug 10, 2020

夏の山の日の夜の夢

 今日は「山の日」。もっとも新しい祝日で,私が毎日出勤することがなくなってからの2016年施行なので日付もうろ覚えだったが,本来8月11日固定の祝日なのだった。しかし今年はオリンピックの閉会式との関係で10日に移動した。動かざること山のごとし,と悠然としてはいられなかった。

 今年はなぜか,スーパーにホタルイカがまだある。例年は5月の連休明けぐらいまで,遅い年で5月下旬までというところなのだが。
 最近やや落ち着いてきたが,レタス,キャベツなど青物がまだ高い。特にレタスは傷みやすいし,手を出すのは躊躇してしまう。

 新国立劇場のオペラは,一部発売されていた次シーズン(2020年10月~2021年7月)のチケットがいったんすべて無効・払い戻しになったが,このたび,新制作のブリテン『夏の夜の夢』(10/4~10/12,5回)のチケット予約の案内が来た。予定の演出の舞台装置・衣裳を使って,「ニューノーマル時代の新演出版」とするという。
 指揮者は飯森範親に交代。歌手は元の予定のままの人が多いが,外人さんがちゃんと来日できるのか心配。

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Aug 04, 2020

照ノ富士の優勝――大相撲七月場所

 大相撲七月場所@東京は,幕尻の元大関照ノ富士の優勝で幕を閉じた。しかも,大関を陥落して幕尻に引っかかっていたわけではなく,けがで休場するなどしてなんと序二段まで落ちてから勝ち越しを続けて這い上がり,ようやく再入幕を果たしたところだった。波乱といえば波乱,しかし波乱のない場所などないというのも事実である。
 国技館のいと高きところに掲げられている優勝額の「定数」は32枚だという。照ノ富士が最初に優勝したのは30場所前だから,前の優勝額はあと2場所で外されるが,これから2場所は2枚同時に掲げられることになる。
 今場所は,横綱が不在になった中,新大関朝乃山が12勝,関脇・小結の4人のうち3人が11勝を挙げ,内容的にも立派だった。
 千秋楽の結びから3番前,「これより三役」ということで残り3番を取る力士が四股を踏む。今は三役ではない照ノ富士もここに加わっていた。

 先日,歯科医院へ定期点検とクリーニングに行くとき,家を出てすぐ,マスクをするのを忘れてきたことに気づいた。一瞬,取りに帰ろうと思ったが,どうせ着けばすぐマスクは外してしまうからまあいいか,と思い直した。
 そう,歯医者は,マスクの必要性がもっとも低い場所なのだった。

 8月1日,関東甲信地方もようやく梅雨明け「したと思われる」宣言。


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Jul 27, 2020

7月下旬 まだ梅雨明けず

◆大相撲七月場所@東京
◇大相撲は,半年ぶりに観客を入れて七月東京場所が開催されている。かけ声は禁止で応援は拍手のみだが,やはり客がいればそれなりに盛り上がる。
◇元大関の照ノ富士が序二段まで落ちてから驚異の復活を遂げ,幕内に帰ってきた。しかも9日目まで8勝1敗と絶好調。今場所は前頭の下の方に元大関が4人もいるという珍しい事態になっていて,5日目には高安・照ノ富士戦,翌日には琴奨菊・栃ノ心戦があった。ほかに,元関脇の玉鷲もいる。
◇幕内の土俵入りのとき,東西の柝の音の音程は短3度ぐらい違うことが多いような気がするが,8日目はほぼ同音だった。
◇今場所は,NHKのサイトで幕内の全取組の動画を見られるようになっている(→参照)。勝ち名乗り付きなのがよい。

◆市川崑の『東京オリンピック』
 先週,テレビで市川崑監督の映画『東京オリンピック』が放送され,全体の7割ほど見た。高校の時に映画館で見て以来である。いやもう,気迫のこもった場面の連続による壮大なドラマ。音楽は黛俊郎で,控えめな使い方が吉。
 1965年の完成時に,オリンピック担当大臣の河野一郎などが「これは記録映画とは言えない」というようなクレームをつけ,論争が起きたのも今は昔。

◆ナントの大聖堂の火災
 フランスのナントの大聖堂で7月18日に火災が発生,由緒あるオルガンが焼けた。今日27日のニュースでは,施錠などを担当していた関係者が放火を認めたという。
 この聖堂の正式名は「サン・ピエール・サン・ポール大聖堂(Cathedrale Saint-Pierre-et-Saint-Paul de Nantes)」というとのこと。ペトロとパウロの「連名」だった。

◆赤羽近況
 「夜の店」にならないよう明るいうちに,久しぶりに赤羽へ。「まるます家」は店は休業だった。土用の丑の日を含めて断続的に店頭販売を続けているらしい。
 それで,「まるよし」へ。2時からだというが,その前からフライングで営業していた。幸い空いていて,アルコール消毒で歓迎された。4月は休業していたという。

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