オペラ

Sep 17, 2020

半年ぶりに神保町/新国立劇場『こうもり』

 前回神保町へ行ったのは4月7日の昼で,その夜に東京など7都府県に緊急事態宣言が出た(→参照)。それ以来半年ぶりに,9月16日の昼,神保町に立ち寄った。街を行く人の様子には特に変わったことはない。けっこう人が密になっているところもあるし,換気のためドアが開いている飲食店からは声高らかな談笑も聞こえてくる。
 今春閉店した店のうち,キッチン南海の建物はシートをかぶっていてすでに取り壊し工事中で,少し離れた場所にできた新しい店には行列ができていた。スヰートポーヅ,柳屋(三井パークタワー1階の蕎麦店)には,閉店あいさつの貼り紙が残っていた。改築のため閉店したレオ・マカラズヤの場所は更地になっていて,奥行きがけっこうある店だったことがわかる。
 昼食は「静邨」で蕎麦。おかみさんは30年ちっとも変わっていない。

 新国立劇場から,11月末~12月のオペラ公演『こうもり』の案内が来た。劇場等の人数制限緩和を待って発送されたものだろう。おなじみのハインツ・ツェドニク演出だが,今回は「新様式対応」で一部を変更するという。
 指揮者・歌手はほぼ元通りの名前が並んでいるが,入国制限が変わらなければ変更せざるを得なくなる。10月の『夏の夜の夢』は結局すべて日本人歌手に変更になった。
 『こうもり』の前に,11月中旬には藤倉大『アルマゲドンの夢』の初演が予定されているが,この公演実施については「後日あらためてお知らせいたします」とされている。

[追記]18日に,『アルマゲドンの夢』は公演を実施するというメールが新国立劇場から届いた。招聘スタッフ・キャストについては「現時点では発表済のスタッフ・キャストでの上演を予定しておりますが、出入国制限の状況により変更となる場合がございます。」とのこと。

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Sep 10, 2020

茄子の夏

 今年の夏は「茄子の夏」だった。長い梅雨などで茄子の値段にも変動があったが,品質にはトマトや葉もののような大きな変動はなかったように思う。
 今までは,味噌汁の具と浅漬けのほかは,茄子肉炒め,麻婆茄子,みぞれ炒めなど炒め物が多かったのだが,今年は煮浸し,焼き浸しの類を多く作るようになって,茄子の消費量が増えた。
 いちばん簡単なのは,電子レンジで温めてめんつゆをかけるというもので,ゴマと大葉を添えれば味も見た目も立派になる。ほんとうは焼き浸しにするのがおいしいのだが,茄子はいくらでも油を吸いそうな感じがするので,まあときどきということにしている。実際には炒まると油がフライパンに戻ってくるので茄子が全量吸うわけではないようだが。
 あとは豚バラといっしょに文字通り煮浸しに。ピーマン,ズッキーニ,タマネギなどを加えれば野菜もたくさんとれる。この場合もめんつゆを使うとうまい。

 ところで,「茄」という字は茄子以外の使い道がほとんどない字だ。漢和辞典によると,「加」という音符が示すように音は「カ」で,ハスの意味だという。
 「荷」も音は「カ」で,ハスの意味。そういえば「荷風」というのはハスの葉の上を吹き渡るさわやかな風のことだった。

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 映画『パヴァロッティ』を見に行った。映画は今年初めて。時節柄一席おきで,同行者との間の席に荷物をおいてゆったり。ありがたく高齢者割引。
 パヴァロッティの死去は2007年のことだった。(→参照

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Aug 23, 2020

支払額がマイナス

 この季節になると思い出すのが,昔聞いた英訳俳句:
  You might or more head today's hot fish.
        (原句は本項末尾)

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 新国立劇場のオペラは,3月から6月までの5公演が中止になった。払い戻しの申込書が届いたので記入し,チケットを同封して返信したところ,順次返金が振り込まれている。
 すでに支払って届いていた来シーズン(2020/10~2021/7)のチケットは,「いったんすべて無効・払い戻しになる」「届いているチケットは自分で処分せよ」という連絡があった。チケットなしで払い戻しはどうなるのかなと思っていたら,先日,クレジット・カードの支払額を知らせるメールが来て,8月の支払額がマイナスうん十万円だというので驚いた。長年カードを使っているが,支払額がマイナスというのは初めて。
 新国立劇場の会員カードなので,管理上の問題はなく,もっとも簡単な方法で返金されたということだろう。銀行の通帳には,「ヘンピン)○○カード」と記帳されていた。何も返品してはいないけれど。

 音楽,演劇などの公演再開について,各主催者ともいちばんたいへんなのは財政面だろうが,日程の再編・振替え,座席の再配置,販売されたチケットの払い戻しなどの事務が大きな負担になっていることは想像い難くない。
 事務の内容としては,各席に顧客情報が関連づけられたデータベースを元に,日程の振り替えや払い戻しの案内をし,返答にしたがって新しいチケットを用意したり,返金手続きをし,返事のない人の処理をするということなのだろう。これがもし Excel またはそれに代わるデータベースソフトがない時代だったら,きちんとした個別の対応はほぼ不可能だったのではないか。

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祝 Classica 25周年!
 畏友ならぬ畏サイト Classica が開設25周年を迎えた。私の「本拠地」サイトの2年前に開設された偉大な先達で,「現役」の個人のサイトで私のより古いものは他に知らない。

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 冒頭の英訳句の「原句」は「言ふまいと思へど今日の暑さかな」。一見英語らしい「音読み」で始まり,途中で「訓読み」に転じるあたりがおもしろく,たぶん50年以上前に知ったものだと思う。
 今回,ネット上で検索してみたが,ネタ元はわからなかった。

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Aug 10, 2020

夏の山の日の夜の夢

 今日は「山の日」。もっとも新しい祝日で,私が毎日出勤することがなくなってからの2016年施行なので日付もうろ覚えだったが,本来8月11日固定の祝日なのだった。しかし今年はオリンピックの閉会式との関係で10日に移動した。動かざること山のごとし,と悠然としてはいられなかった。

 今年はなぜか,スーパーにホタルイカがまだある。例年は5月の連休明けぐらいまで,遅い年で5月下旬までというところなのだが。
 最近やや落ち着いてきたが,レタス,キャベツなど青物がまだ高い。特にレタスは傷みやすいし,手を出すのは躊躇してしまう。

 新国立劇場のオペラは,一部発売されていた次シーズン(2020年10月~2021年7月)のチケットがいったんすべて無効・払い戻しになったが,このたび,新制作のブリテン『夏の夜の夢』(10/4~10/12,5回)のチケット予約の案内が来た。予定の演出の舞台装置・衣裳を使って,「ニューノーマル時代の新演出版」とするという。
 指揮者は飯森範親に交代。歌手は元の予定のままの人が多いが,外人さんがちゃんと来日できるのか心配。

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Jun 27, 2020

六月後半日乗

◇在宅勤務の後
 用事があって,昔の職場に電話した。2か月続いていた「原則在宅勤務」が終了し,6月からは「何ごともなかったかのように通常勤務してます」ということだった。ただ,「まず毎朝電車に乗って通勤するところからすでにつらいです。数十年やってきたことがこんなに大変に感じるとは。」とも言っていた。

◇土休日回数券
 3月までは休日に出かける用事がけっこうあったので,東京メトロの土曜・休日専用の回数券を以前から使っていた。14枚で10枚分の値段で,28%以上割引になる。しかし,4月から,特に休日にはぱったりと出かけなくなり,先日気づいたら使用期限(3か月)が迫っていて,結局3枚無駄になってしまった。それでも11枚使ったので,通常の回数券と同じ割引率になった計算になる。

◇イエローカード
 感染が増えていない国との間の出入国制限が,順次緩和される方向に向かいそうである。その場合,国によっては入国時にPCR検査による「陰性証明」が求められることになるかもしれないという。
 それで思い出したのは元祖「イエローカード」である。40年余り前には,ヨーロッパとの間に「南回り」,すなわち中東,インド,東南アジアを経由する定期便があった。これに乗る場合は,コレラの予防接種を受けたことを証明する黄色のカードを提示する必要があった。途中の空港はトランジットのみだったが,それでも必要だった。(→参照

◇オペラ劇場で寄席
 わが故郷の横須賀芸術劇場でも,少しずつ公演が再開されようとしているが,こんど届いた知らせによると,小劇場で予定されていた9月のコンサート1件,10月の寄席2件を,大ホールに移し,客同士の間隔を空けて実施するという。なるほど,大は小を兼ねる,か。
 ここの大ホールは,馬蹄形(口がすぼまってはいないので,どちらかというとU字型)の客席を持つオペラ劇場仕様である。オペラ劇場で寄席というのは,演者も客も初体験だろう。

◇マイスタージンガー忌
 今日6月27日は,本来なら新国立劇場で『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を見る日だった。このオペラは聖ヨハネ祭,すなわち夏至の日(midsummer)の物語なので,この時期にふさわしい上演のはずだったのだが。
 なお,新国立劇場では「2021年度に改めて開催することを検討」しているとのこと。

◇今ごろ訃報: ザックスさん
 ついでのようにここに書くのは申しわけないが,マイスタージンガーで思い出したのでご報告:
 「パソコン通信」の時代から mixi まで,オペラ・音楽・旅などのグループで活躍してこられた「ザックス」さんことS先生が,今年2月に90歳で亡くなった。
 S先生とは,昔住んでいた場所の近くにあったバーで知り合った。ザックスと名乗る前,40年以上昔のことである。話してみると,同じ演奏会に行っていたり,共通の知人がいることがわかったりして,長年,年の差はあるが飲み友達としてご厚誼をいただいた。
 葬儀が行われたのは,まだ普通に狭い式場に集まることができたころだった。

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Jun 19, 2020

劇場の1つおきの座席

 2週間前の6月5日,新国立劇場から,オペラ・バレエの来シーズンのチケットについて,「通常の配席プランで「シーズンセット券」を販売することは困難と判断し,2020/2021シーズンセット券は全ての販売を中止し,既にお申し込みいただいた分についても取り消しとさせていただきます。」という知らせが届いた。
 ふつうはチケットの購入をキャンセル・取り消しするのは申込者であり,主催者がチケットの「取り消し」をするのはおかしいと思うが,今回は公演を中止するのではなく,観客の間を空けるための座席配置にするために,既発売のチケットをいったん無効にしたいということであり,確かにあまり適当な言葉がない。
 今シーズンの新国立劇場のオペラは3月以降の公演がすべて中止になったが,来シーズンのセット券は私はその前の今年1月に申しこみ,3月にはすでにチケットが届いていた。今回,代金は払い戻しとなり,「お手元のシーズンセット券チケットは全て無効とさせていただきます。お手数ですが、ご自身で処分いただきますようお願いいたします。」という珍しい扱いになった。1回券は発売を保留していたらしい。

 東京フィルハーモニー交響楽団は,6月の定期演奏会(3公演)を「決行」する。指揮者のプレトニョフが来日できなくて変更になり,曲目も時短プログラムに変更,席は「再配席」となり,払い戻しにも応じるとのこと。
 具体的にはウェブサイトに書いてないが,座席はたとえば1列目は奇数番,2列目は偶数番を使用してチェス盤状に座るということだろう。当然,客の人数は半分になり,これが続いてはやっていけるはずがない。

 6月末までの休演を予定していた宝塚歌劇は,7月17日から宝塚大劇場での公演を再開することが,6月15日に発表された。7月中は1日1回のみの公演となる。東京および他の地域での公演については「決まり次第発表」となっている。
 密集を避けるために,舞台に乗る人数を減らし,生オケはやめて録音にし,客席を使った演出はしない。座席は,「前後左右を1席ずつ空け,最前列は販売しない」という。
 他の多くのホールと違うのは,宝塚大劇場・東京宝塚劇場は,見やすくするために,座席は前後でぴったり重ならないようにもともと半席分ずつずらした配置になっていることである。今回,上記の東フィルの場合と同様に,座席は1つおきに座って前後でずれるようにするということだろうが,宝塚の場合,「前後左右」といっても自分の真正面・真後ろが1席空くわけではなく,左(または右)斜め前と左(または右)斜め後ろが空いている状態になる。
 チケットの争奪戦は空前の激しさになるだろう。

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 祝・プロ野球開幕!
 今日は雨で寒くて,一瞬,球場で見るのはたいへんだなと思ったが,無観客なので(一般人には)関係ないのだった。

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May 14, 2020

美しい5月に

◆花見の自粛が話題になったのはついこの間だと思っていたのだが,季節は確実に進み,急に夏がやってきた。今週になって,不要でも不急でもない用事があって久しぶりに短時間電車に乗って外出したところ,街を歩く女性がすっかり薄着になっていた。
 いつもなら,この変化をまぶしく眺めるのが,初夏の個人的風物詩なのだが。

◆非常事態宣言について,いま13の「特定都道府県」が指定されている。人口の表と照らし合わせて見ると,これらの都道府県は,人口の多い順に 1~9位,11,13,17,33位であり,合計で全国の 61.4% を占める。
 今日14日に,このうち5県と,その他の34県の宣言が解除されるようだ。残るのは8都道府県で,合計の人口は全国の 46.6%,依然として半分近くということになる。

ゴルゴ13もコロナには勝てず,休載。『ビッグコミック』への連載は1968年秋からだというから,私の学生時代から50年以上,休みなく続いてきたことになる。

◆テレビで,1月のフィルハーモニア管弦楽団の演奏を見た。何の心配もなくできた最後の外来オケ公演だったのでは。

◆新国立劇場の今シーズン最後の演目『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(6月21日~30日)も,あえなく中止になった。今シーズンの10本の演目のうち,半分が中止になってしまったことになる。
 なお,新国立劇場の「巣ごもりシアター」は,5月15日(金)15:00 から 5月22日(金)14:00 まで,ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』(2019年11月9日公演,日本語字幕付)をネット配信するとのこと。これはよい上演だったので,楽しみ(→参照)。

◆今は昔,1990年代前半だと思うが,定年退職した職場の先輩で新しもの好きの人が,パソコンを買った。当時のことなので電話線によるダイヤルアップ接続で,「パソコン通信」も始めた。その人は,コンピュータウイルスというものがあると聞いて警戒し,キーボードやパソコン本体を毎日アルコール消毒していた。

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Apr 16, 2020

ジャンプ/巣ごもり/同音異義語

◆先週4月8日,『少年ジャンプ』(集英社)の発売の1週間延期が発表された。4月20日発売予定だった「21号」を「21・22合併号」という名で27日に発売する。編集部の社員に新型コロナウィルス感染の疑いが出たという段階で業務を止め,発売予定を変更したもので,当該社員はその後13日に実際に陽性と判明したという。日頃1週間サイクルで動いている職場はさすがに行動が素早い。

◆新国立劇場のオペラは,5月の『サロメ』も中止になった。その次は6月,シーズンの掉尾を飾る『ニュルンベルクのマイスタージンガー』だが,これも海外からの歌手・スタッフの来日は当分できそうもないから,もはやあきらめるほかはない。

◆新国立劇場は,「巣ごもりシアター」と題して,過去の公演映像のストリーミング配信を先週から始めた。予定は以下の3本:
  4月10日(金)15:00~17日(金)14:00  『魔笛』
  4月17日(金)15:00~24日(金)14:00  『トゥーランドット』
  4月24日(金)15:00~5月1日(金)14:00 『エウゲニ・オネーギン』
 これより早く,ニューヨークのメトロポリタン・オペラは,Nightly Met Opera Streams というタイトルでオペラを毎日1本配信している。The Met: Live in HD(日本名「メト・ライブビューイング」)の映像資産によるもの。

◆近所のスーパーのレジに,透明の隔壁と,1.5メートル間隔で並ぶための目印ができた。
 このところその店では,ティッシュペーパーはいつもあり,トイレットペーパーもだいたい毎日出ている。

◆新型コロナで目立ち方が少なくなって得しているのは,汚職,選挙違反,忖度等,政治事件関係者か。

◆このごろよく聞く同音異義語
  陽性/要請
  軽症/警鐘

◆このごろよく聞く警句
  だるまさんがコロナだ
       (聞かないって)

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 少しはよい知らせを――
★昨年秋の台風で不通になっている箱根登山鉄道は,昨年末には2020年秋運転再開予定としていたが,早くなって,7月下旬再開の見込みだという。暖冬で降雪・凍結が少なかったことなどが幸いしたとのこと。

★4年前の熊本地震で被災したJR豊肥本線はこれまで復旧時期未定だったが,このほど「2020年度内」に運転再開の見通しになった。

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Apr 03, 2020

100年前のスペイン風邪/『ジュリオ・チェーザレ』最後のリハーサル

 今回の新型コロナの件で,「スペイン風邪」のことを久しぶりに思い出した。
 通称スペイン風邪という新型インフルエンザが昔世界中で大流行したことを知ったのは,50年以上前の高校時代のこと,武者小路実篤の小説『愛と死』によってだった。『愛と死』が発表されたのは1939年,そこに描かれたスペイン風邪の流行は1918-20年で,作者は約20年前のことを書いたことになる。
 読んだときは感動したことをかすかに記憶している。しかし,後から思うと,婚約者がスペイン風邪で急死するというのは,小説の結末のつけ方としては強引すぎる感じもする。ギリシャ劇などで突然不自然な解決をもたらす deus ex machina(機械仕掛けの神)の悲劇版というところだ。
 このスペイン風邪による感染者・死者の数には諸説あるが,少なめの説でも世界の感染者は5億人,死者は2000万人,日本でも死者(感染者ではない)はなんと30万人に及んだという。

 新国立劇場のオペラは,『コジ・ファン・トゥッテ』『ジュリオ・チェーザレ』に続き,4月後半の『ホフマン物語』も中止になった。(一方で,先月,10月からの新シーズンのチケットが送られてきた。)
 『ジュリオ・チェーザレ』中止発表の翌日,「最後のリハーサル」を行ったという悲しいニュースが劇場のサイトに出ている。
 こうなると,6月の『マイスタージンガー』についても心配がつのる。新国立劇場では6月21日からだが,その前に東京文化会館で6月14日に東京初日を迎える。新制作なので5月中旬には稽古が始まるのだと思うが,あと1か月半では海外からの出演者の来日は難しそうだ。
 宝塚歌劇は中止期間を延長し,宝塚・東京とも今のところ4月12日まで中止の予定。

 そんな中でも,「ぴあ」などからは6月以降の種々の公演案内メールが毎日届く。しかしこの状況では安心してチケットを買うわけにもいかない。
 NBS(日NBS(日本舞台芸術振興会)からは9月のスカラ座来日公演のDMが届いた。しかし9月なら大丈夫とはとても言えない。その前の6月のパレルモ・マッシモ劇場のオペラはもっと危うい。

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 手を洗うのが第一というので,なるべく手を洗うようにしている。そのおかげで,手がだいぶ荒れてきた。
 ガセネタではないと信じて書くが,「手で顔を触らない」守れば「99%感染しない」とニューヨークの医師が提言しているとのこと(→参照)。

 今までは,週2,3回仕事場(借りている机の場所)に通っていたが,そこでの用事は不要不急のものが大部分なので,当然自粛(というより「自縮」か)している。
 夜の居酒屋も自粛せよとのお触れが出ている。それなら昼間飲むしかないか。

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Mar 27, 2020

続・三月後半日乗

 次々といろいろなことが報じられる。それも大部分は悪いことだ。
 いやでも思い出すのは東日本大震災のとこのことだが,あのときは大局的には間違いなく回復に向かっていたのに対し,今回は,いつ回復に向かうのかが見えないのと,世界規模であることが大いに違う。
 都知事による週末の外出自粛要請があり,昨日昼前の近所のスーパーは平日午前中にしては大混雑で,夜には食料品の棚にかなりの空きができていた。

 新国立劇場の新制作オペラ『ジュリオ・チェーザレ』(4/7~4/12)は予想通り中止になった。同じ演出によるDVD(ナタリー・デッセイ他)をたまたま持っていて,それが無類に楽しいので,今シーズンでいちばん楽しみにしていた演目だったのだが。
 宝塚歌劇はまたまた変更になって,3月22日の東京での雪組千秋楽は上演されたが,その次の27日からは中止になった。宝塚でも27日から上演の予定だったが,こちらは再々開しないまま中止。

 ニューヨークのメトロポリタン・オペラ(Met)は先週,今シーズンの公演(オペラは5月9日まで)を打ちきり,従業員を3月末で一時解雇すると発表した。Met のサイトによれば,米国ではライブビューイング(原語では Met Live in HD)も中止となっている。
 しかし,日本の「METライブビューイング」は今後も上映するつもりらしく,次は4月3日から『ポーギーとベス』の予定。その次の新演出の『オランダ人』は,収録予定の3月14日の公演が中止になったが,10日に収録されたものを予定通り5月8日から上映すると予告されている。その後の『トスカ』『マリア・ストゥアルダ』はそれぞれ収録予定の日の公演が中止になったが,新演出ではないので前に収録されたものを上映の予定だという。
 『ポーギーとベス』は見たいと思ってカレンダーに書き込んであるのだが,この時期,閉鎖空間に行く気にはなれない。

 そんな中,感動的だったのが新日フィルのメンバーによる「テレワーク・オーケストラ」(→参照)。室内楽なのかなと思ったら,なんと60人以上によるちゃんとした編成。「本番」前にメンバーが不安そうにスマホのセットをする場面もあり,全員に指示してちゃんとネットにつながったことを確認してテストしてから収録し,厳密に同期させて編集するのには,膨大な手間がかかっているのではないかと想像する。

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