食べ物・飲み物

Jan 03, 2017

頌春 2016-2017

  ~~~~ あけましておめでとうございます ~~~~

 今年3月で開設からまる13年を迎えるこのブログを,今年もよろしくお願い申しあげます。

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 元日・2日は,雑煮となますを自作し,あとは既製のおせち料理で新年を祝った。雑煮は,袋入りのだしと昆布と干し椎茸を前夜から水につけてとっただし汁による醤油味,具は鶏肉,小松菜,紅白のかまぼこ(なるとを買い忘れたので)に三つ葉と柚子で香りづけ,餅は焼いた切り餅というまあ東京風ということになるだろう。袋入りのだしというのは,ふだん味噌汁に愛用し,雑煮には2年前から使っているもので(→参照),今年は干し椎茸を加えて,われながらうまくできた。
 なますは,紅白にするつもりだったが,大晦日には買っておいたはずのニンジンが見当たらず,やむを得ず白けなますになってしまった。元日の夜になって,いろいろ詰め込んで混乱している冷蔵庫の中をよく見たらニンジンを発見し,あらためて紅白なますを作った。
 年末は,30日から1日まで,わが家としては最大規模の超特大大掃除をした。掃除は1日夜に長男と長女のカップルを迎える直前まで続き,家の一定部分は画期的にきれいになったが,客に見えない部分はごみ袋の山になった。新年のごみ収集は4日からだが,引っ越しのごみのように大量なので,全部出すのは来週までかかるだろう。

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Mar 17, 2016

早春賦2016

3月11日,東日本大震災から5年の日を迎えた。同一の日付の曜日は平年は1年に1日ずつずれていくが,この5年の間に閏年の2月29日が2回あったので,今年の3月11日はあのときと同じ金曜日だった。
 通りかかった某大学では,2013年のとき(→参照)と同様の弔旗が掲げられていた。

今年は,ホタルイカを初めて食べたのは2月になってからで,例年よりだいぶ遅かった。しかも,特に最初のうちは,小さなものが多かった。小さいものは身がしまって味がよいことも多く,悪いことではない。

5日,ニコラウス・アーノンクール死去。少し前に引退の発表があり,実演を聞かずに終わったなと思ったところだった。バッハのカンタータなどDVDはいくつか持っている。そこで見る目つきの鋭さは恐ろしいほどで,もしや不死身なのではと思わせたが,彼もやはり人間だった。

15日に高崎線の籠原駅で電気設備の火災があり,岡部―熊谷間がまる2日半という異例の長時間,不通になった。都心部なら他線に振り替えができるが,ここでは新幹線の本庄早稲田は在来線からは遠い。また湘南新宿ラインや上野東京ラインも止まった。
 車両の故障は,その列車をどければとりあえず運転を再開できるが,電気系統の障害は影響が全線に及ぶ。

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Dec 29, 2015

年の瀬だより

 3年前ぐらいの年末に姿を消したが,会社の近くの路上に,いつも大量の荷物を引きずっているホームレスのおばさんがいた。それも小さい荷物ではなく,トランクや買い物カートなどで,ざっと40個あった。
 どこにいても追い立てられるからだろうが,しょっちゅう移動していた。歩道に荷物を十数メートルにわたって並べておいて,先頭の5,6個を10メートルぐらいゆっくりと前進させ,戻ってまた次の5,6個を運ぶという調子で,移動の速度はたぶん時速150メートルぐらい。

 12月も20日過ぎの某日,池袋の居酒屋Fに,白髪・白ひげのおじさんが来ていた。常連客ではない。濃い白色というのは変な表現だが,輝くように真っ白で美しく,ひげは頬からあごまでつながって毛の量もたっぷりで,見事というほかはない。
 時節柄,どうしてもサンタ・クロースを連想して,店員のRさんと「そのままでサンタ・クロースができそう」「(クリスマス直前の)今頃こんな所で飲んでいていいのかなあ」などと噂した。

 先日,友人宅で恒例の年末パーティーがあり,例年通り(→参照)ゆで豚を作って持参した。以前,切るときにぽろぽろになったりしたのは,ゆでる時間が長すぎるからだということに気づいて,2年前ぐらいからゆでるのは40分にしている。あとは湯から引き上げて余熱に任せておくと,真ん中の方にわずかに赤みが残って,いい具合になる。

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Dec 15, 2015

早朝の紅茶――unroyal tea with milk

 イギリスについて書いた本を,かつて何冊か読んだが,その中にイギリスでは昔は一日に何度も紅茶を飲んだという話がよく出てきた。目覚ましの early morning tea,朝食時,午前中のティータイム,午後のティータイム,夕方の high tea(これは軽い食事)といった具合である。オフィスでも tea lady がワゴンを押してお茶を配ったという。このうち,early morning tea は朝早くベッドに届けられるもので,上流階級ではメイドの重要な仕事であり,ホテルでも提供されていた(→参照)が,習慣としては早い時期に廃れた。

 この秋から朝は5時半までに起きるようにしている。起きてすぐ,うちにはメイドはいないので自分で,ロイヤル・ミルクティーを淹れている。昔から朝食時には紅茶を飲んでいるので,朝食までは英国風である。
 ロイヤル・ミルクティー(英語では何というのか不明)は,普通は小鍋(ミルクパン)で作るようだが,私はステンレスの小さなポットで作る。ポットでお湯を50mlほど沸かし,茶葉をスプーン1.7杯ぐらい入れて煮出し,電子レンジで温めた牛乳150mlを加えて暖める,という簡単な手順だが,一瞬のうちに吹きこぼれることがあるので,暖めている間は目が離せない。
 以前はバター・ウォーマーと称していた長い柄の小さい鍋を使っていたが,柄がとれてしまい,その後手に入らない。通販で探すか。

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Dec 05, 2015

季節のたより――無職の日々

 昨年11月に会社を退任・退職し(→参照),翌12月から本社ビル内の別フロアにある子会社に勤務していたが,1年間という予定通り11月末で任期を終えた。これで,42年半以上に及んだ勤め人生活が終わりを告げたことになる。
 かくして「無職」になったわけだが,子会社で担当していた大仕事が終わらないため,12月になっても会社に通っている。子会社の今までの机を借りて,今までの仕事の続きを個人の下請けとして引き受けているかっこうだ。それも今年いっぱいで目処をつけないといけない。

 ヱビスビールの季節限定品は,春の「薫り華やぐヱビス」,秋の「クリスタル・アンバー」に代わって,11月上旬ぐらいから「深み味わうヱビス」になった。今までになかった茶色の缶である。
 池袋の居酒屋Fでは,毎年10月10日ごろから鍋(一人用)を出しているが,ようやく先週から鍋にふさわしい気候になってきた。ラインナップは例年通り,寄せ鍋,かき鍋,はまぐり鍋,たらちり,つみれ鍋。これにときどき白子鍋などが加わる。今週は,季節内の季節限定品として,たぶん初めてチゲ鍋(要するに唐辛子味のやや小さめの寄せ鍋)が登場した。

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Nov 29, 2015

温度感覚の東西

 郷里・横須賀には米軍基地があったので,町中をアメリカ人が歩いているのは普通の風景だった。子供のころは,米国の景気が良く,ドルも高かったので,アメリカ人は金持ちという感じがしていたが,私の学生時代のころには日本が高度成長を遂げ,ずいぶん様子が変わってきて,もっぱら米兵相手だったドブ板通りも急速に「普通の街」になった。そして,ふと気がつくと,若い米兵はみな自分と同世代の若者なのだった。
 70年代ぐらいから,飲み物の自動販売機がしゃべるようになった。最初のうちは商品が出るときに「ありがとうございました」と言うという程度のものだったが,当時の米兵には非常におもしろいものだったらしく,仲間で飲み物を買うと,自販機の言葉に対して「アリガトゴザイマス」と言ってふざけて頭を下げたりしていた。

 当時気づいたことのひとつに,アメリカ人には寒いときでも半袖で歩く人がいるということがあった。冬はさすがに多数派ということはなかったが,真冬でもちらほら見かけることがあった。
 アメリカ人は寒くても半袖というのは,その後あちこちで見て,けっこう普通のことだとわかった。感覚が鈍いのかと思っていたのだが,もっと後で知ったところでは,そもそもアメリカ人(西洋人一般?)は平熱がかなり高く,寒さに強いらしい。血液の比重が日本人より大きくて,熱を多く蓄えているから,という説明があったと思う。
 これと逆のような感じもあるが,鹿島茂センセイが「西洋料理はぬるい。スープも熱々ということはまずない」という指摘をしていた。確かに,和食の店だと味噌汁だけは常に暖まっていて,冷めにくい木のお椀で出てくるのに対し,スープは表面積の大きい皿で出てきてどんどん冷める。
 究極の冷めない料理はなんといっても鍋。東京にも先週,ようやく鍋にふさわしい寒さが訪れた。

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Nov 08, 2015

くちゃくちゃ vs ほくほく

 食べ物はほぼなんでも食べられるが,あまり好まない食べ物もある。それはふかしたサツマイモ,煮たカボチャを代表とする甘くてくちゃくちゃしたもの(世間ではほくほくというようだが)である。サツマイモはどういう形でも食べる気にならないが,カボチャは,天ぷらなど比較的固いものは,盛り合わせに入っていたりしたときは食べることもある。栗はくちゃくちゃはしていないが,臼歯に詰まるような感じは同様で,できれば避けたい。
 里芋はかつては敬遠していたが,今は時には注文したりする。やはり固めの方がよい。ジャガイモはどういう料理でも好きだが,肉じゃがはあまり甘すぎなくて柔らかすぎないほうが好みである。
 あと,系列は違うが同じくくちゃくちゃのゆで卵(まるごと)もあまり食べない。煮卵はラーメンの全部入りなどに入っていれば食べるが,自分で注文することはない。
 今秋の『暮しの手帖』は,「いも・くり・かぼちゃ」という強烈な特集だった。

 居酒屋によくあるメニューで,私が注文する気がしないのは,しょっちゅう自分で朝食に作って(または切って)食べている目玉焼き,ハムエッグ,(単に焼いた)ソーセージ,そしてトマト。

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Oct 08, 2015

神保町「徳萬殿」が閉店

 久しぶりに神保町のニュースをひとつ。古い中華料理店「徳萬殿」が10月10日に閉店するという。9月23日ごろ貼り紙が出たとのこと。
 徳萬殿には,入社して間もなくの1973年ごろから行き始めた。当時のこの店の特徴は「集中管理方式」である。店の中央にある板張りのブースに,高名な言語学者と同姓同名の店主が陣取り,会計をしながら,各テーブルからの注文を取りまとめて「(次は)タンメン3つ」「チャーハン4つ,ひとつ大盛り」といった具合に厨房の麺類担当者と炒め物担当者に指示を出すのだった。慣れた客は,店主に「(今なら)何が早い?」と聞いて次に作るものに「便乗」していた。
 70年代終わりごろだったか,店主の姿が見えないなと思ったら,ブースに某大学病院の名と部屋番号が連絡先として貼ってあるのが見えた。店主は結局,店に戻らないまま亡くなった。その後,店は大改装が行われ,経営者が変わったとみえて店名を維持したまままったく違うメニューになっていたが,2,3年して再び経営が変わったのか,元のメニューがほぼ戻ってきた。
 ここの名物は炒め物で,まずは「ウーシャンロー(五香肉)」である。ウーシャンというスパイスは今はスーパーにあるが,かつては普通には知られていなくて,徳萬殿でしか味わえない味だった。ウーシャンローを初めとして1人前の分量は多く,90年代にぐらいにメニューにあった「ほうれんそう卵炒め」は,1人前にほうれんそう1把以上(たぶん)を使っていた。中年になってからは昼食に炒め物を食べるとき,ご飯は半ライス(小さい茶わんに山盛り)にしていた(普通ライスは小どんぶり)。
 またひとつ,神保町の古い店が姿を消す。

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Dec 21, 2014

隣人たち

 ある日,朝起きたらのどが痛い。一瞬風邪を引いたかなと思ったが,すぐ思い出した。前夜に,たった2回だが「うるさい」と怒鳴ったためだった。
 ビルの中の中華料理店での会食だった。中華の丸テーブルで,隣との間にはしきりがあるが,ほとんど素通しで音が筒抜けなのがまず誤算だった。それでも,隣が普通の客だったら大きな問題にならない。しかしこの日の隣人は,後で女子大の卒業生とその先生ではないかと想像したのだが,大部分が三十代とおぼしき女性に添え物の中年男が3人ぐらいの2卓のグループ。最初はまあ普通だったが,途中からやたらテンションが上がって,のべつ幕なしの大歓声になった。
 こちらのテーブルでは話が何もできない状態になって,店員さんを通じて何度か注意してもらったが,まったく効果なし。ついには何人かで「うるさい」と叫ぶ直接行動作戦に年甲斐もなく参加したのだが,何も変化はなかった。目的があっての会だから,何人かのあいさつなども予定していたのだが,一同やる気を失って,そのままお開きとなった。

 読んだ本のメモ:
佐々涼子『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている――再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)
 震災で壊滅的とも思える被害を受けた製紙工場の再稼働までの物語。海辺の工場の中には,遺体が多数あっただけでなく,家が25戸も流れ着いていたという。あと,無人の被災地の少なからぬ商店の戸が壊されて物が奪われていたというのは,あらためて衝撃だった。なお,この本はもちろん,ここで描かれている工場で作られた紙で作られている。

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Apr 27, 2014

ソラマメと紅茶――今春の収穫

 近くの居酒屋で,ソラマメを「何本にしますか」という具合に,好きな数だけさやごと焼いて出すということをやっていた。その帰りにスーパーに寄ったらさや入りのソラマメがあったので,さっそく買って帰った。
 ネットで調べたところ,250Wのトースターで8分ぐらい焼くのが「相場」のようなので,4分焼いて裏返し,あと4分焼いてみた。あちあち,といいながら少し焦げたさやを開くと,さや界最高級のふかふかクッションに包まれた豆が平均3個,ゆでるのよりやや固めでまことにいい塩梅になっていた。
 私は,食べ物の中で数少ない苦手種目が煮てくちゃくちゃになった(世間ではほくほくの,というようだが)イモ,カボチャ,豆の類なので,これはありがたい。好みで塩を少しふってもよい。今春の「収穫」となった。

 紅茶は95度Cの湯で入れるのがよい,ということを聞いたのは,神保町に以前あったダイニングバー(6年前に閉店)のマスターからだった。昼食(実はランチにしか行ったことがなかった)の飲み放題の飲み物の中で紅茶がとてもおいしかったので,「紅茶,おいしいですね」と言ったところ,マスターは「(お湯を)ほんとうに沸騰する直前の95度で入れるようにしているんです」と企業秘密を教えてくれた。
 毎朝紅茶を飲んでいるが,「95度」で入れてみようというような方向には発想が及ばなかった。それが,今年3月のある日,テレビで紅茶の「95度」の実践方法が紹介されたので(関連情報:「紅茶 95度C」で検索),それ以来,それによっている。やかんがピーと鳴ってからでは遅いので,見ながら待つという手間がかかる(cf. ことわざ A watched pot never boils.)が,それほど高級でない葉でも,まことにいい具合にできあがる。

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