ジャズ

May 05, 2004

Viva Duke!

 デューク・エリントンが,帝王にふさわしく(?)4月29日生まれということを,擬藤岡屋日記で知った。

 「デューク(公爵)」・エリントンと「カウント(伯爵)」・べーシーは,共にビッグバンドを率いて一時代を画し,両楽団は,主に50年代から70年代初めまで,ウィーン・フィルとベルリン・フィルのように屹立していた。
 デューク・エリントン楽団の66年の来日のとき,高校の吹奏楽のサックス吹きだった私は,制服のまま東京厚生年金会館に駆けつけた。(都内まで1時間半以上かかる場所に住んでいたから,東京のコンサートに出かけるのはかなりの大事業だった。)コンサートマスター=ジョニー・ホッジス as,大番頭=ハリー・カーネー bs,番長=クーティー・ウィリアムズ tp ら大物奏者の個性を生かしながら,要所要所に自らのピアノを織り込んでまとめていくアンサンブルは,一夜の華麗な夢だった。
 メンバーを順番に紹介するとき,トランペット奏者だった息子のマーサー・エリントン(後に,楽団を「相続」する)はまったく無視して通過したのが,妙に印象に残っている。(息子の方ももう亡くなったらしい。)
 私にとって,カラヤンと同じく,たった1回出会ったナマ演奏だった。

 この来日の直前に録音されたアルバムが「The Popular Duke Ellington」で,Take the 'A' Train をはじめとするヒット曲の数々が今も新鮮だ。
 なお,サイモン・ラトルとバーミンガム市交響楽団によるエリントン・アルバム「Classic Ellington」も私の21世紀の愛聴盤である。

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