ホルライザーの死去
指揮者のハインリヒ・ホルライザーが7月に死去したことを,『音楽の友』を見て1か月遅れで知った。オペラファン以外にはあまり知られていなかったためか,新聞には訃報が載らなかったように思う。ORFのサイトでは,亡くなったのは24日,年は94歳となっているが,26日/93歳とするサイトもあった。
昔々,初めて外国に行ったときウィーンで見た『タンホイザー』の指揮者がホルライザーで,以後,ウィーン国立歌劇場の日本公演で『サロメ』(80年),『トリスタン』(86年),『パルシファル』(89年) を聞いた。
正直言って,ホルライザーの指揮がどうだったかを考えたことは,あまりなかったが,オーケストラを基礎にどっしりと安定したアンサンブルで,常に安心して舞台を見ていられた。オペラには事故やハプニングがつきものだが,ホルライザーなら何があっても大丈夫,という感じで,現代では希有のカペルマイスターだった。
上記『パルシファル』のときは76歳だったことになる。あの長丁場を思い,今さらのように頭が下がる。


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