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Aug 17, 2021

真夏の夜のレクィエム/新国立劇場,予定コースを完走

 先週,東京オペラシティコンサートホールで,二期会合唱団によるヴェルディのレクィエムを聞いた。指揮はアンドレア・バッティストーニ,オケは東フィル。真夏にはちょいと暑苦しい曲だが,8月という日本の祈りの季節にはふさわしい。
 同じ指揮者・オケで4年半前にこの曲を聞いたときは,寄せ集め250名の大合唱だった(→参照)のに対し,今回の合唱はわずか48人で,オルガンの左右と2階客席で間隔を空けて歌っていた。特に中ぐらいの音量のときにその清澄な響きで本領が発揮されたが,フォルテのときの迫力にも決して欠けていない。
 音楽が終わったあとは,長い長い祈りの時間が訪れた。拍手前最長無音記録か。
 オケが引き上げ,指揮者とソリストのクインテット・カーテンコールのあとも,合唱団を讃える拍手が,最後の1人が退出するまで続いた。
 この曲を初めてナマで聞いたのは1981年のスカラ座の最初の来日のとき(アッバード指揮)だったが,そのときの合唱は70名ほどで,この人数でなんと豊かな響きがするのだろうと思った。それ以来の少人数ヴェルディだった。

 7月,オリンピック前のことだが,新国立劇場の『カルメン』(新制作)を見た。これが2020-2021シーズンの最後の演目。
 前のシーズンは後半(2020年3月以降)の5演目の上演を中止せざるを得なかったのに対し,今シーズンは,歌手の変更などはあったが,新制作4本を含めて10本すべてが上演された。特に昨年後半から今年春は,観客を入れてなんとかオペラのシーズンを続けている劇場は,ほとんど世界唯一だったのではなかろうか。
 いろいろな困難を経て来日した歌手の多くが,特にカーテンコールで,ステージで歌える喜びと感謝を体いっぱいに表現しているのが,このご時世ならではの経験だった。

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 オリンピックが終わったあとは高校野球が始まり,相変わらず大谷の試合の生中継はない。ホームランは8月15日の39号で止まっていて,6月のようなペースで打つのは普通でないことだとわかっていても,今日もなしだったかと思ってしまう。

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