キーウの大きな門
一夜にして,キエフがキーウになった。グルジアがジョージアになるのには10年ぐらいかかったような記憶があるが,このたびは緊急事態に緊急対応した。
しかし,『展覧会の絵』の終曲が「キーウの大きな門」になるかというと,こちらはキエフ公国の首都という歴史を踏まえて描かれた昔の絵のタイトルなので,単純には置き換えられないだろう。チェルノブイリはチョルノービリだというが,旧ソ連時代の事故を背負って別の意味で歴史上の地名となっていて,置き換えない方がよいということになる可能性が高い。さらに,フィクションではあるが,フォーサイスの『オデッサ・ファイル』も,このオデッサは組織名で実際の地名との関係は薄いのでオデーサに変える意味はなさそうだ。
もうひとつこのたび思い出したのだが,チャイコフスキーの交響曲第2番ハ短調のニックネーム「小ロシア」というのはウクライナのことだった。曲中にウクライナ民謡が使われていることからの愛称である。ちなみに,ベラルーシの旧称は「白ロシア」。
当ブログ2月5日の記事に写真を載せた引越会社のトラックに,ベートーベンと別のバージョンがあるのを発見した。曰く「葛飾北斎は93回引っ越したらしい」 回数は北斎の勝ち!
今回の目撃は運転中だったので,写真は撮れなかった。


Comments
チャイコフスキーといえば少し前にNHKで放送したマゼッパというオペラを見ました
Posted by: P.O. | Apr 06, 2022 02:37 PM
そうか,『マゼッパ』の舞台はウクライナだったんですね。
Posted by: 家主IZK | Apr 11, 2022 09:54 PM