安青錦の優勝/新国立劇場『ヴォツェック』――十一月下旬日乗
「ある~日,街の中,くまさんに,出会った」――
クマは,その後も各地に出てきていて,なかなか冬眠しそうもない。
テディ・ベア,パディントン・ベアなどの例があるとおり,クマは人にとって親しみのある動物で,縫いぐるみとしても人気の存在だったはずなのだが,もっぱら「駆除」の対象になるとは。
近所で,去年売りに出ていた一戸建ての家があった。それが半年近くかかって売れ,さらにその何か月か後,min-packer がやってくる家になった。朝10時過ぎにチェックアウトして,がらがらとトランクを押して駅に向かう人たちを何度か見たところでは,東アジアの人が多いが,西洋人もある程度いる。
しかし今後は,高市発言に端を発する中国の対日政策の変化の影響は免れないだろう。
大相撲十一月場所は,千秋楽に優勝の可能性があるのが3人という展開だったが,横綱大の里がなんと休場。残りの2人のうち安青錦が破れると豊昇龍が不戦勝で優勝という間の抜けた事態になるところだったが,安青錦が本割り・決定戦で勝って初優勝した(場所後に大関昇進が決定)。
このブログにおける「安青錦」の初出は今年1月で,「十両の安青錦というしこ名を聞くと,失礼ながらアオダイショウとニシキヘビを思い出してしまう。」と書いた。それが1年のうちに大関まで駆け上がった。
新国立劇場の2025-26シーズンは,10月の『ラ・ボエーム』で始まった。粟國淳演出の名舞台は今回がなんと第8次の上演。私は毎次1回ずつ見ていて,同じ演出を見た回数の最高記録を更新中である(前回の上演については→参照)。
続いて11月は,ベルクの『ヴォツェック』の新制作。珍しく初日(15日)を見た。よくはわからなかったところも多いが,鮮烈な演出で,息をもつかせぬ展開で全3幕(休憩なし)のドラマは進む。最終場面は,最初の場面の再現だが,登場人物がすべて子供になっているという衝撃が待っていた。
タイトルロールは前にザックスなどで登場したトーマス・ヨハネス・マイヤーで,哀れな役を立派に歌ったが,後で劇場から来たメールによると,5回の上演のうち,3回目以降は体調不良で降板し,カバーの駒田敏章が代役を務めたという。

