舞台上の楽団――『ドン・ジョヴァンニ』
3月上旬の某日,新国立劇場の『ドン・ジョヴァンニ』を見た。ヴェネツィアを思わせる水の街の美しい舞台で展開されるこのグリシャ・アサガロフ演出を見るのは6回目。歌手(8人のうち海外組が5人)はいずれも「好唱」,好演。(隣の席が鼻をすする人だったのが唯一の難。)
『ドン・ジョヴァンニ』でいつも楽しみにしているのは,舞台上の楽団である。1回目のパーティーの場面では,メインの楽団のあと,別の小さいグループが2つ登場し,異なる拍子で同時に進行する。後からのグループでは,ヴァイオリンのチューニングまで再現されているという凝りよう。2回目は管楽8重奏で,『フィガロ』の「もう飛ぶまいぞ,この蝶々」も演奏され,ドン・ジョヴァンニは「あ,この曲は知っているぞ」と言ったりする。モーツァルトが曲を決めた後,ダ・ポンテが台詞を追加したのかな,などと想像がふくらむ。
今回,この舞台上の楽団は特に素晴らしく,それぞれもう2曲ぐらいあるといいのにと思った。
WBCの準決勝ベネズエラ戦は,結局ラジオ(Radico)でネット観戦ならぬネット「聴戦」した。ラジオで野球の試合を聴くのは何十年ぶりだろう。まったくの隔靴掻痒。
目はスマホのテキスト速報(野球速報アプリ)で見ていたのだが,ネットラジオはリアルタイムよりかなり遅いことに気づいた。テキスト速報もナマより遅いはずだが,ネットラジオはそれよりさらに58秒ぐらい(おおざっぱな計測で)遅かった。Netflixなどネットテレビの時差はどうなのだろう。
前回書いたように3月14日は私にとってはブログ記念日だが,世間(の一部)では「円周率の日」だということを今回初めて知った。なるほど。


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