マティス 自由なフォルム,自由な主催社
3月中旬某日,国立新美術館で「マティス 自由なフォルム」展を見た。
国立新美術館へはいつも地下鉄の乃木坂駅から直結の通路経由で行っていたが,今回は乃木坂駅の反対側の出口から地上に出た場所で用事をひとつ済ませてから,美術館へ向かった。地図を見て方向を確かめて行ったのだが,高架になっている道路から目指す方向に降りる道がなくて少しあせった。結局,少し先の大きな道へ降りてだいぶ回り道をして美術館の地上入口にたどり着いた。
マティスというと華やかな赤の画面をまず思い起こす。それは,前世紀に,初めて大規模なマティス展を笠間日動画廊で見て以来,変わらない。しかし,今回の展示は赤の要素は少なく,切り紙による「ブルー・ヌード」などむしろ青が目立っている。北フランス生まれのマティスは,南フランスに住んでから青に傾斜していく。
今回の「目玉商品」は,マティスが設計したヴァンスのロザリオ礼拝堂内部の再現。ステンドグラスから差し込む光の変化を,時間を早回しにして見せる。
充実した展示を見終わって,ミュージアム・ショップに寄ったら,公式カタログよりずっと手軽な「マティス 自由なフォルム 完全ガイドブック」があったので購入。「AERA Art Collection」というシリーズの朝日新聞出版のムックだった。あれ,この展覧会は読売新聞社が主催なのに,なぜ?
3月20日,米大リーグ開幕の韓国シリーズ第1戦。この日は中継を見られなかったが,大谷はヒット2本,打点1,盗塁1。
その翌朝,ドジャースが水谷通訳解雇の報。なぜ?