ワールドカップ2026点描
5週間以上にわたるワールドカップ北中米大会は,2週間以上過ぎて,グループステージが終盤を迎えている。日本がドイツ,スペインを破った前回のような大ドラマはなかったが,Fグループ2位となり,次のノックアウトステージではまずブラジルと当たる。
今大会の特徴は,開催地の範囲が広大で,移動距離が東西・南北とも4000kmにも及ぶことである。東京・ソウル間が1200kmだった日韓大会の比ではない。さらに,東西の移動には最大3時間の時差を伴う。
日本は,「ドーハの悲劇」の次のフランス大会(1998)から8大会連続で出場していて,今大会までの連続出場の回数は日本は堂々の第7位である。日本より上なのは,ブラジル(23回),ドイツ(19回),アルゼンチン(14回),スペイン(13回),韓国(11回),メキシコ(9回)の6チーム。ほかに,イングランド,フランスが8回で並んでいる。
チュニジア戦の得点者の一人,伊東純也は,私と同じく,横須賀の出身である。申しわけないことに,横須賀出身の高齢者は,純也というと小泉純也氏の名を思い浮かべてしまう。小泉進次郎氏の祖父,小泉純一郎氏の父である。
本田圭佑がNHKテレビの日本の試合の中継に解説者として登場した。普通の元選手による解説とはだいぶ違うが,思いつきのように見えてけっこうよく考えたと思われることを言っていて,なかなか新鮮だった。おもしろかったのは,現役選手のことを言うのに,他の元選手は「…選手」,ニュースや実況のアナウンサーは呼び捨てが普通だが,やんちゃ坊主本田としては意外なことに「…さん」付けで呼んでいたこと。ただし,スウェーデン戦の最後に登場した長友だけは,同世代への思いがあるようで,「佑都」と呼んでいた。
オランダ戦前のこと,同じくNHKの関連番組で,フィリップ・トルシエ元日本代表監督とその通訳だったダバディ氏が登場していた。四半世紀近く前,試合中のベンチで,ダバディ氏が,監督と同じジェスチャーをしながら怒鳴って「通訳」していたのを思い出す。

