平土間にて――ヨハン・シュトラウス一家の音楽
6月の某日曜日,ヨハン・シュトラウス一家を中心とするウィーン音楽を演奏するために結成されたアマチュアの室内オーケストラの演奏会に出演した。
前に書いたとおり,オーケストラ活動は一昨年秋で卒業したつもりだったのだが,この4月,学生時代の同学年の友人から四半世紀ぶりにメールが来て依頼され,賛助出演した。後期高齢者にもなって声がかかるというのは,光栄なことではあるが,なにぶん演奏した9曲のうち7曲が初めて吹く曲で,練習中は,通りすぎてから,ああそういうことかと遅れて理解するという場面もあった。
本番の会場は,平土間に椅子を並べた広間で,お客さんはリラックスした雰囲気。指揮者はウィーン音楽を専門にしている人で,自在にテンポを揺れ動かし,もちろん細かくはいろいろなことがあったが,演奏する方もお客さんもワルツのリズムに乗せられていった。
本番から数日間,シュトラウスの音楽が,頭の中で寄せては返すように鳴っている。
このブログ更新の間隔がまた空いてしまって,もう2週間以上前のことになったが,5月24日の競馬「オークス」で,今村聖奈騎手が1着になり,女性騎手初のG1制覇となった。これは快挙。
馬と馬主,調教師,騎手の関係にはいろいろなケースがあるのだろうが,騎手に実力があったとしても,良い馬に巡り会えるとは限らないし,まして重賞レースに出る機会などめったに得られない。勝利者は,千載一遇の機会をものにする力と運の持ち主なのだろう。
5月21日,作詞家の橋本淳氏が死去,86歳。私が高校生だった1960年代後半,グループサウンズの時代を牽引した。当時,作詞家の名前など気にとめることはなかったが,この人の名は記憶にかすかに残っている。橋本淳というのは筆名で,本名は与田,児童文学者の与田凖一の息子だというのは,今回の訃報で初めて知った。

