春,開幕の季節/キリスト教交流史
ボッティチェッリの有名な絵のタイトルは Primavera(春)の1語である。描かれているのは春の風景ではなく神話の世界なので,抽象的なタイトルになったのかなと,さっき思った。
春らしく気候は気まぐれだが,日は確実に伸びて,いま日の出は6時前,日の入りは17時50分に近づいている(東京の場合)。東京の桜の開花予想は今のところ3月19日。
3月10日,大相撲三月場所が初日を迎えた。新大関琴ノ若は白星発進。
18日には,センバツ高校野球が始まる。
プロ野球はいまオープン戦がたけなわだが,開幕は3月29日(金),いずれもナイトゲーム。この季節,夜は特にけっこう寒いことも多いが,今年はどうか。一方,大リーグは20日・21日に韓国でのドジャース―パドレス戦で先行開幕し,全体では28日に開幕を迎える。
このブログを始めた2004年3月,大リーグの開幕試合ニューヨーク・ヤンキース対タンパベイ・デビルレイズ戦が東京ドームで行われた(→参照)。これが北米以外での公式戦の最初だと思っていたのだが,今調べたところ,その4年前,2000年3月にシカゴ・カブスとニューヨーク・メッツの試合が東京ドームで行われたのが最初だったそうだ
3月某日,東洋文庫ミュージアム(東京・本駒込)へ足を運び,企画展「キリスト教交流史ー宣教師のみた日本、アジアー」を見た。「文庫」という名のとおり図書館だから展示は書籍が中心。
イエズス会のフランシスコ・ザビエルが日本にやってきたのは上記「春」が描かれてから約70年後だった。今回ほとんど初めて知ったのは,日本布教はイエズス会が中心だったが,アジア全体ではフランシスコ会など他の修道会も積極的だったという点。しかも,「羅西日辞典」まで作られているのだった。
(この企画展は5月12日(日)まで,火曜休)